中国・韓国などアジア諸国と地理的に近い九州は、自動車の生産拠点として存在感を高めています。
現在稼動準備中の中津工場は、ヴァレオのグローバル・アライアンス・パートナーである市光工業の子会社、九州市光工業(株)の敷地内にあり、カーエアコンユニットを生産します。高品質かつ短いリードタイムで製品を供給するために、ヴァレオ標準のジャストインタイム生産方式であるO-Line(オーライン)を導入します。これにより、生産ラインのフレキシブル性が向上し、顧客要求の変動に対応して生産することが可能になります。
この中津工場はヴァレオジャパンにとって九州で2番目の工場です。2010年1月より、九州におけるヴァレオ初の工場として九州工場(福岡県京都郡苅田町)がフロントエンドモジュール(ラジエータとエアコン用コンデンサ、ウオッシャタンク、電動ファン、モータ、ダクトを一体化させたもの)を生産しています。
株式会社ヴァレオジャパン 中津工場 概要(予定)
所在地 :大分県中津市三光森山321−4
操業開始:2012年4月16日(予定)
生産品目:フロントカーエアコン
生産面積:約1,000平方メートル
従業員数:約16人(予定)
株式会社ヴァレオジャパン 概要
本 社: 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-23-13
工 場: 江南工場(埼玉県)、邑楽工場(群馬県)、安中工場(群馬県)、九州工場(福岡県)、
中津工場(大分県)2012年4月操業予定
代表者: 代表取締役社長 ミシェル・セル
資本金: 91億円
従業員数:1,269人 (2012年2月29日現在)
事業内容:自動車関連システムおよび部品の製造販売
ヴァレオグループ
ヴァレオは、自動車部品、システムとモジュールの設計開発、生産、販売を専門とする独立系の企業グループであり、CO2 排出量の削減に積極的に取り組んでいます。世界屈指の自動車部品サプライヤーであるヴァレオは、28カ国に125カ所の工場、21カ所の研究センター、39カ所の開発センター、10カ所の物流センターを構え、67,900人の社員を擁しています。
日本におけるヴァレオグループ
ヴァレオの日本における歩みは、1985年12月の日本法人設立から始まりました。現在、(株)ヴァレオジャパン、ナイルス(株)、ヴァレオユニシアトランスミッション(株)(合弁会社)からなる日本のヴァレオグループ3社は、日本国内に8カ所の生産拠点、3カ所の研究開発センターを構え、約3,200人の従業員を擁しています。また、ヴァレオは自動車用ランプ事業において市光工業(株)と資本・事業提携し、日本におけるアフターマーケット製品の販売においてPIAA(株)とビジネスパートナーシップを締結しています。