品質管理検定運営委員会では、品質管理能力の指針となる「品質管理検定レベル表」を2015年2月3日に改定いたしました。前回、2008年の改定後、産業界のニーズや、品質管理及びその周辺の情報技術も進展し、 "品質管理に求められる知識・能力" は若干変化しています。
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品質管理検定(QC検定)とは、品質管理に関する知識をどの程度持っているかを、筆記試験で客観的に評価するものです。品質管理の能力を表す級は、1級から4級まで4段階に分かれ、全国の主要都市で試験を実施しています。第1回試験は2005年に行われ、現在は年2回(9月と3月)の試験が実施されており、最近1年間(平成26年度)では、全国で約10万8千名(内、高校・大学生は約6,000名)の方にお申込いただき、合格者は累計30万名を超えています。
今回の改定では、以下に述べるような 2 つのポイントを重視して内容の検討を行いました。最も大きな変化としては、2.に記載されている通り、従来のレベル表の他に補助表として手法編・実践編マトリックスが追加されたことです。このマトリックスにより、各級に求められる知識内容を俯瞰することができるとの意見を重視し、従来の表とあわせて公開することとしました。
1. 項目の内容について再検討し、必要に応じて項目の分割等の整理・並べ替えを行う。
従来の出題実績なども踏まえ、レベル表の各項目について、その項目が品質管理活動のどういう部分に対応しているかを明確にするため見直しを行いました。また一部の出題項目については産業界へのアンケート結果等の要望も踏まえた追加を実施しました。
2. 同一項目における級ごとの出題内容を区別し,明確にする。
手法編・実践編の 2 編からなるマトリックス表と従来の表とを一緒にすることで、出題内容とその水準についてより明確化されました。
詳しい内容は
品質管理検定センター http://www.jsa.or.jp/kentei/qc/qc-2-1.asp#levelchart20150130.1
*新レベル表での試験実施は、第20回(2015 年 9 月 6 日)試験から適用となります。
*レベル表の改定に合わせて、2009 年に改定の行われた「4 級の手引き」についても改訂版を公表。
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