前世紀、人間の脳は飢えや自然災害など、命に関わる“物理的”脅威に応じて進化を遂げたという説が広く知れ渡っていました。
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なぜわれわれは「誇張」するのか?なぜわれわれは「嘘」を信じるのか?なぜ「富」は幸福だけでなく苦悩ももたらすのか――。ABC、BBC、ハフィントンポストなど、大手メディアで頻繁に登場する進化心理学の権威、ウィリアム・フォン・ヒッペル教授がこれまで多く語られてこなかった“心の進化“の過程を時系列に沿って紐解きます。豊富な事例や現代社会に適応するための提言は、すべての人がより幸せを得られるヒントとなることでしょう。
■あらすじ
炎上、フェイクニュース、格差社会…
ヒトの残念な習性は太古から備わる生存戦略が理由だった!?
数百万年前から続く人類の「心の進化」をひもとき、現代人の幸せのヒントを提示する話題の書!
人類は、絶望に突き動かされ発展した。
われわれの進化した心理は、幸せとそれを追い求めることと密接に絡み合っている。
つまり豊かな暮らしを送るということは主として、進化の命令にしたがうということなのだ。
――本文より
気鋭の心理学者が明かす人間の「進化と幸せ」の知られざる関係――
進化心理学で読み解く、人類の驚くべき戦略
○ホモ・サピエンスの生き方に現代で一番近いのは、マフィアや麻薬カルテルである。
○心の機能が生まれてからほどなく、人類がはじめて嘘をついた日が訪れた。
○暴力レベルの高い文化では、礼儀正しさのレベルも高いことが多い。
○われわれが遠くの人より近しい人の成功を妬む理由とは?
○IQの高さは必ずしも仕事の成功につながらない。
○多く人が自分のルックスを「実際より20%増し」で考えている。
○自信過剰は対人関係に大きな利益をもたらす。
○情報収集が偏っていればいるほど、人は説得力を増す。
○偉大なイノベーションを起こす人ほど“非リア充“である。
○ヒトは未来に目を向けて現在を無視する傾向がある。
○なぜわれわれは「いつも」幸せでないのか?
○高齢になってからの孤独は喫煙よりもはるかに危険である。
○「モノよりコト」が理にかなっている理由とは?
○過度の幸せは経済的な危機につながることがある。
○男子はなぜリスクを冒すのか?
○危険な男は女子にもてる?
○出会い系サイトで出会ったほうが離婚しない?
進化心理学とは、進化がどのように人間の遺伝子を作り上げ、それが我々の心をどう形作って
きたのかについての物語である。
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■著者 ウィリアム・フォン・ヒッペル(WILLIAM VON HIPPEL)
アラスカで育ち、イェール大学で学士号、ミシガン大学で博士号を取得。その後オハイオ州立大学で十数年間教鞭をとったのち、オーストラリアのクイーンズランド大学で心理学の教授を務める。これまでに100以上の論文や記事を発表しており、彼の研究は『ニューヨーク・タイムズ』、『USAトゥデイ』、『エコノミスト』、BBC、『ル・モンド』、『エル・ムンド』、『デア・シュピーゲル』、『オーストラリアン』で取り上げられている。妻と2人の子供とオーストラリアのブリスベンに在住。
■訳者 濱野大道 (Hiromichi Hamano)
翻訳家。
■書誌情報
『われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか 進化心理学で読み解く人類の驚くべき戦略』
判型:四六並製
価格:1,860円(+税)
頁数:368P
発売日:2019年10月19日
ISBN:978-4-596-55148-1
書籍のご購入はこちらから
https://www.amazon.co.jp/dp/4596551480/
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