株式会社日刊工業新聞社
2020年8月25日

PRESS RELEASE
書籍『食品工場の生産技術』発売
2020年8月25日
株式会社 日刊工業新聞社

日刊工業新聞社(代表取締役社長:井水治博 本社:東京都中央区)は、書籍『食品工場の生産技術』を発売しました。
[画像: https://prtimes.jp/i/33323/44/resize/d33323-44-152803-0.jpg ]


食品製造業の生産性を向上させる特有の生産技術を事例で解説

現在、食品製造業は深刻な人手不足に悩まされている。
そしてそれを解決する手段として期待されているのが、機械化・自動化だ。しかし、食品製造業には、衛生管理、品質管理、バッチ生産など特有の事情があり、電機や自動車などの製造業で効果をあげている自動化や機械化が通用しない。これを解決するためには、食品製造業特有のそれぞれの単位操作を理解し、製造工程を工学的に把握をする必要がある。これができれば、科学的工学的に工程を改善、品質・生産効率の向上が実現でき自動化を実現できる。例えば混合にもいろいろな方式があるが、それは食品の物性に様々な特性があるからだということを理解しなければ品質の向上、コスト削減なども望めない。そこで本書では、一般的な食品製造で使われる単位操作(流動性物質の流れ、伝熱、蒸発、ガス吸収、調湿、抽出、蒸留、乾燥、ろ過、混合、攪拌、遠心分離、粉砕など)をそれぞれその中身と盲点、上手な組み合わせの仕方などを解説。
単位操作を行う装置の導入計画、ライン設計、運転の仕方によって食品製造の生産性と品質を上げていくノウハウを、豊富な事例とたくさんの写真を交えてわかりやすく明示していく。


目次

第I章 食品工場の生産技術とは
・生産技術とは
・食品工場の生産特性と生産技術 他

第II章 食品製造業の生産の特徴と低生産性の原因
・日本の食品製造業が低生産性に至った原因
・食品製造業の実稼働率低下を招いている原因
・実稼働率低下に対する改善策 他

第III章 食品製造業の生産技術を支える食品化学工学の要点
・食品化学工学とは?
・流体の流れ
・食品の輸送 他

第IV章 食品製造の生産技術を支える単位操作の要点
・食品の熱処理
・食品の脱水、蒸発、乾燥
・食品の固液抽出、限外沪過 他

第V章 開発から量産化への流れと生産技術
・企画・開発・設計段階
・工程設計
・量産試作と評価段階 他

第VI章 生産技術的改善事例
・水産工場の不良率低減
・数の子の整列作業へのコンベア導入
・工場の過剰な湿度を防ぐ 他


書籍情報

定価:(本体3000円+税)
仕様:A5判、並製、300頁
ISBN:978-4-526-08078-4
発行:日刊工業新聞社
発行日:2020年8月25日


著者紹介

弘中 泰雅(ひろなか やすまさ)
テクノバ株式会社 代表取締役。1976年鹿児島大学大学院水産研究科修了、中堅食品企業にて研究室長、製造課長歴任。1988年農学博士(九州大学)、船井電機にて食品課長、電化事業部技術部次長(技術責任者)、世界初の家庭用製パン器の開発に携わる。2000年テクノバ株式会社設立 生産管理ソフト「アドリブ」開発。食品工場等の指導多数、ISO22000審査業務。
2017年農林水産省食品産業戦略会議専門委員、2018年農林水産省食品産業生産性向上フォーラム企画検討委員長、農林水産省食品産業戦略会議専門委員。


【問い合わせ】
日刊工業新聞社
書籍編集部  03(5644)7490
販売・管理部 03(5644)7410

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