3月14日に広島県福山市で開催した医療版ワーケーションの試験実施についてお知らせします。

医療者の想いを支援する会社REGIE(https://www.regie.co.jp/ )はこの度、広島県福山市からの委託を受け、行政初の試みである医療版ワーケーションを試験実施いたしました。
全国から10名ほどの医療者が集まり、福山市の地域医療について考える機会となりました。この取り組みは医療者の働き方改革の1つとして注目されています。

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ワーケーションとはワーク×バケーションの造語で、観光地などで余暇を楽しみつつ、その地域で仕事を行うことです。
地域との関係人口を創出していく新たな仕組みとして全国の自治体から注目を浴びています。
福山市ではワーケーションを切り口とした関係人口の創出にいち早く取り組んでおり、今回はワーケーションという概念を医療者にも届けるために開催され、都市部から福山市に来た医療者が福山市を楽しみながらも、福山市内の医療従事者を交えて地域医療について考える機会となりました。
このような機会を定期的に設けることで、医療者にもワーケーションという非日常を味わってもらうことでリフレッシュを図りながら、福山市の課題となっている医療者の人材不足の解決にも繋がげていけると考えております。

この記事では弊社より医療版ワーケーションの推進活動に関する情報共有をさせていただきます。


背景


2019年度、「備後圏域の安定した医療提供体制の確保」をテーマに、医療分野に精通したグロービス経営大学院大学の学生らと共に、医師不足等の解決に向けた研究を実施し、医療版ワーケーションを土台にした福山市助っ人プログラムが提案されました。
福山市助っ人プログラムなど福山市が展開するワーケーションの仕組みを活用し、短期間でも医師や医療スタッフの誘致が可能か検証を進めることとなりました。


検証概要


県外の医療従事者および医療関係事業者と福山市ワーケーション受入れ施設(ゲストハウス等)とが連携し、医療従事者がワーケーションを切り口に地域等と関わる仕組みを構築できるかを検討していきます。


実施実績


2020/11/23 関係者企画ミーティング(10名の医療関係者が参加)
2021/3/14  医療版ワーケーション事業試行実施(医師、看護師、薬剤師、理学療法士、学生を含む10名の医療関係者が参加)


当日の議論内容の要旨


<医療者の今後のライフスタイルについて>
・地域医療に従事したいという若い医療者が増えていると感じる。
・地域コミュニティや教育体制など、若くしても地域に飛び込める受け入れ体制が必要と感じる。

・複数の地域に関わるという働き方も増えてくると感じる。(当事者としても望む。)

<今後のライフスタイルを叶えていくための計画案>
・医療者と利用者が一緒に旅行を楽しめる、旅行支援サービスのトライアル実施。
・旅する薬剤師などのワークシェアサービスとの連携。
・オンライン診療との連携。
・地域医療をテーマにした体験研修プログラムの実施。
・ワーケーションプログラムの継続実施。
・関心の高い医療者を集めたオンラインコミュニティの運営。
・ホームページ等プラットフォームの作成と運営。


試験実施によって期待される効果


実施によって以下のような効果が期待されます。
・プログラム参加者の福山市への再来訪(6/7人が希望)
・プログラム参加者による外部への宣伝効果。
→医療系メディアへの掲載、他医療従事者への発信、自社事業内での広報・既存顧客(医療者)へのリーチなど。

・プログラム参加者ら同⼠による事業協業または共創。
→すでに複数の企画が進行中です。


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以上で医療版ワーケーションに関する実施報告とさせていただきます。

今後も医療版ワーケーションの実績を重ね、医療者の新しい働き方の模索をしていく所存です。
本取り組みにご協力いただける企業、行政の方々、発信にご協力ただける方、何卒お力添えをいただけますと幸いです。お問い合わせお待ちしております。

弊社HP:https://www.regie.co.jp/

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