朝日出版社は2023年4月15日(土)に『フランス語の余白に』(蓮實重彦 著)を刊行いたしました。

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本書は、フランス文学者、評論家、小説家そして元東京大学総長と多面的な顔を持つ、著者唯一のフランス語教科書です。


1981年の刊行以降、革新的なスタイルと魅力的な例文の数々で、東大生たちに衝撃を与え続けてきました。

長らく復刊を望む声が多く、この度朝日出版社創業60周年を記念し、復刻の運びとなりました。

教科書としては型破りな装丁(仮フランス装・貼奥)はそのままに、国内2カ所にしか現存していなかった音声をデジタル化!

マリー=シャンタル蓮實先生の吹き込みとともに、魅力的なテキストの数々を味わえるようになりました。

厳選された例文を味わうもよし、一度はあきらめたフランス語の森へ再び分け入るもよし、参考書としても、読み物としても十分に楽しめるテキストです。

(刊行当初の形をそのまま再現しているため、仏文和訳、巻末練習問題の解答のご用意はございません。予めご了承ください)


INTRODUCTIONより一部抜粋

この教科書のとりあえずの目的は、適当に単位がとれれば充分である人びとにとって、フランス語とのさして遠からぬ時期に起るだろう訣別を曖昧なものとせず、自分とは無縁のものと断じ、心おきなくそれから遠ざかりうるための直接の契機となることである。


試し読み


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著者紹介

蓮實 重彦(はすみ しげひこ)
この書物の著者は『フーコー・ドゥルーズ・デリダ』(朝日出版社)のほか『批評あるいは仮死の祭典』『反=日本語論』『夏目漱石論』『表層批評宣言』『「私小説」を読む』『映像の詩学』『映画の神話学』『シネマの記憶装置』『大江健三郎論』などの著作を持つ文芸評論家とも映画評論家とも呼ばれうる存在だが制度的には東大助教授という身分に拘束されつつフランス語フランス文学あるいは映像論などを担当してもいる1936年東京生まれのの日本人であり Gustave Flaubert の研究者をも自称する複数的な個体である。(本書より)


書誌情報

『フランス語の余白に』
◎ISBN:978-4-255-01340-4
◎Cコード:0085
◎判型:B5判変型
◎ページ数:104
◎定価:本体3,630円+税
◎URL:https://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255013404/
◎刊行:2023年4月15日発売

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