~排水中のフッ素イオン濃度を効果的に低減し、各製造業界での環境基準対応を支援~

 伯東株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長執行役員:宮下環、証券コード 7433、以下 当社)は、フッ素イオンを含む排水の処理に特化したフッ素イオン除去剤「ハクトロンSC-100」を開発し、発売を開始いたしました。
 フッ素イオンの排水基準値は8mg/Lと非常に厳しく、規制値以下への確実な除去が求められます。
当社のフッ素イオン除去剤「ハクトロンSC-100」は、この基準に対応した安全かつ効果的な製品です。本剤は、半導体工場をはじめ、電子部品、金属・ガラス加工、めっき工場など、フッ素イオンを含む排水を扱う幅広い現場にて、環境負荷の低減、排水処理コストの削減、工場の安定操業に貢献します。
 従来の方法では、消石灰などのカルシウムを使用した処理だけでは規制値を下回ることが難しく、2段階処理をすることが一般的です。当社の新製品「ハクトロンSC-100」では、技術的に単一の処理段階でこの基準を達成することが可能です。これにより処理プロセスを簡素化し、長期的な運用において効率向上が期待されます。

【フッ素イオン除去剤「ハクトロンSC-100」の主な特長】
・フッ化物イオン結合性に優れ、低濃度でも除去可能(下図、作用メカニズム参照)
・低粘度液体品のため、取り扱いが容易
・既存の排水処理設備で対応可能
・反応物は無機汚泥として処理可能
・当社高分子凝集剤(ハクトロンAシリーズ)との組合せでより効果的に回収可能

【製品仕様】
・製品名:ハクトロン SC-100
・形態:液体
・成分:特殊金属塩
・pH:2.6(25℃)
・粘性率:10mPa・s(25℃)
・比重:1.49(20/20℃)
・反応性・化学的安定性:安定
 ・荷姿:コンテナ、ドラム缶、一斗缶


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/134933/43/134933-43-125ebcb52f67bb45fd0e62997d34df15-361x232.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


【試験結果:ハクトロンSC-100によるフッ素イオン除去性能】
 高濃度のフッ素を含む排水に対し、当社が開発したフッ素イオン除去剤「ハクトロン SC-100」を使用することで、排水中のフッ素イオン濃度を短時間で大幅に低下させることに成功しました。
 右図は、「ハクトロンSC-100」の添加濃度を変更した際のフッ素イオン濃度の変化を示しています。本試験結果によれば、「ハクトロンSC-100」を170mg/Lという少量添加するだけで、フッ素イオンの濃度を20mg/Lから排水基準値(8mg/L)以下に減少させることが確認されました。このことから、「ハクトロンSC-100」は、従来の処理方法に比べて効率的かつ即効性の高い処理が可能であることを示しており、特に高濃度フッ素排水に対しても強力な効果を発揮します。
 今後の排水規制強化や環境基準の厳格化にも柔軟に対応できるソリューションとして、幅広い産業分野での活用が期待されます。


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/134933/43/134933-43-27269adbdbe25746a37782cd3aee74aa-344x222.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ハクトロンSC-100によるフッ素除去性能

【展示会出展】
当社は、「New環境展」(https://www.n-expo.jp/)に出展いたします。
・会期:2025年5月28日(水)から5月30日(金)まで
・会場:東京ビッグサイト 東展示場 東5ホール J502
・出展製品:フッ素イオン除去剤「ハクトロンSC-100」他
実際の使用例を映した分かりやすい動画を流し、その効果をご覧いただけます。
具体的な製品情報や使用方法についてもブースで詳しくご説明いたします。

 当社は今後も、環境負荷の低減と法令遵守の両立を支える技術開発を通じて、持続可能な社会の実現と、産業界の健全な発展に貢献してまいります。
伯東株式会社について(https://www.hakuto.co.jp
 伯東は1953年の創業以来、最新の情報や最先端の技術をいち早くお客様へお届けする技術商社として、生産の効率化を図る工業薬品を生みだすメーカーとして、皆様のご愛顧とご支援により順調な発展を遂げてまいりました。
 私たちが企業活動を通じて目指している未来は「人と技術と自然環境の共存」です。
 先進のテクノロジーが人々の暮らし、そして地球に活力と潤いをもたらすことを信じ、より豊かな社会の実現のために邁進していきます。企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000134933.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp
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