矢野裕一朗 教授と共同で、ウェアラブルデバイス×大規模言語モデル(LLM)の融合システムを開発
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71267/56/71267-56-424324128ed8c2f930d247c4b408544c-2500x1313.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社テックドクター(本社:東京都中央区、代表取締役:湊 和修、以下 テックドクター)は、「AIと医療の関係研究所」の第一弾目の取り組みとして、順天堂大学医学部 総合診療科学講座 教授/AIインキュベーションファーム センター長の矢野 裕一朗先生をアドバイザーに迎え実証事業を開始しました。
本取り組みでは、ウェアラブルデバイスから得られる生体データと、大規模言語モデル(LLM)を活用した医療支援システムの開発・検証に取り組みます。
■背景と目的近年、心拍数・歩数・睡眠といった日常の生体情報をウェアラブルデバイスで取得し、健康状態のモニタリングや疾患リスクの予兆検出に活用する動きが広がっています。しかし、こうした解析結果を医師や患者が直感的に理解し、日々の判断に役立てるためには、データを“使える情報”へと変換する仕組みが不可欠です。
この“使える情報”への変換において、LLM(大規模言語モデル)の記憶機能は非常に有効です。LLMは、学習によって得た医学的知識や一般的な健康情報といった長期記憶に加え、ユーザー(医師や患者)との個別の対話履歴や過去データを短期的に保持する能力を備えています。これにより、単なるデータの提示にとどまらず、個々の状況や履歴を踏まえたうえで、文脈に即したパーソナライズされた説明や示唆を自然な言葉で提供することが可能となり、データ活用の促進に大きく寄与すると期待されます。
本取り組みでは、ウェアラブルデバイスから得られるデータを、統計的手法や機械学習・ディープラーニングなどを用いて解析します。その結果を大規模言語モデル(LLM)と融合することで、個人に最適化されたフィードバック、異常検知、健康管理支援など、医療者や患者にとって理解しやすく有益な情報を、自然言語で提供する新たなシステムの開発に取り組みます。
■実証事業の概要本実証では、テックドクターが保有する10名程度・最大2年間分のウェアラブルデバイスデータを用い、以下のプロセスでシステム開発および検証を行います。
- データ解析
・時系列解析を用いた長期的な傾向や季節変動の抽出
・感染症などによる急激な生理的変化の検出
・アンケートや自己申告情報(例:疲労感や生理周期)との統合解析
- LLMによる自然言語化
・解析結果に基づき、医療者や患者向けに意味付けされたフィードバックを生成
・トレンド分析や異常イベントの説明を自動化するためのプロンプト設計
- 評価・改善
・テックドクターの解析基盤「SelfBase」との一致率による定量評価
・社内評価者による定性レビューを通じた、解釈の明瞭さや実用性の検証
■診療現場での活用イメージ動画本実証を通じて開発したシステムが、将来的に診療現場でどのように活用されるかをイメージした動画も公開しています。実際の利用シーンを想定した内容となっておりますので、ぜひご覧ください。
イメージ動画:https://youtu.be/d_U4UfEDwHE
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=d_U4UfEDwHE ]
■今後の展望今回の事業は、個人の健康データに基づく個別化医療の実現に向けた第一歩です。将来的には、医師の診療支援や患者自身によるセルフケアへの応用も見据え、システムの実装と改良を進めてまいります。
テックドクターは今後も、医療現場や研究機関と連携しながら、AI技術とデジタルバイオマーカー*を組み合わせた革新的な医療ソリューションの社会実装に取り組んでまいります。
AIとデータを活用した医療・ヘルスケアソリューションの開発や導入にご関心のある企業や研究機関の皆さまは、テックドクターまでお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ:https://www.technology-doctor.com/contact/
■「AIと医療の関係研究所」について本研究所は、テックドクターがこれまでに培ってきたデジタルバイオマーカー開発の知見とAI技術を融合させ、社会実装を支える理論構築と技術検証を目的に設立されました。
AIを活用した実装モデルの構築や、運用時の倫理・制度・UX(利用体験)に関する課題整理と検証に取り組み、さまざまな専門家の皆様と連携しながら実践的な知見の蓄積を進めてまいります。
AIと医療の関係研究所:https://www.technology-doctor.com/amr-lab
<本実証事業のアドバイザー研究者>
矢野 裕一朗 先生
順天堂大学大学院医学研究科総合診療科学 教授 兼 AIインキュベーションファーム センター長
■テックドクターについてテックドクターは「データで調子をよくする時代へ」をビジョンに掲げ、ウェアラブルデバイスをはじめとした日常のセンシングデータから健康に関するインサイトを導く「デジタルバイオマーカー」の開発と、その社会実装を進めています。医療・製薬・食品関連企業や研究機関と連携し、個人に寄り添うデータ医療の実現を目指しています。
会社名 :株式会社テックドクター
WEB :https://www.technology-doctor.com/
設立日 :2019年6月21日
所在地 :東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグラン4階
代表者 :湊 和修
事業内容:デジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」の開発および運用、デジタル医療ソリューションの提供
※デジタルバイオマーカーとは
疾患の有無や病状の変化、治療の効果を示す指標となる項目や生体内物質は「バイオマーカー」と呼ばれます。従来、こうしたバイオマーカーのデータは、医療機関で診察を受けた際にのみ測定される「点のデータ」に依存しており、疾患の有無や進行状況は、その時点の情報だけで判断されてきました。
しかし、デジタル技術の進展により、スマートフォンやウェアラブルデバイスを用いて、日常的に負担なく、継続的かつ長期的な「線のデータ」を取得することが可能になりつつあります。こうしたデジタル情報を基に病気や治療の変化を可視化する指標を「デジタルバイオマーカー」と呼びます。
医療機関外の生活の中で、運動・睡眠・心拍などの日常データが取得できれば、状態の変化をより詳細に把握し、一人ひとりに合わせた最適なケア(個別化医療)が実現する可能性が高まるでしょう。企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000071267.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp
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株式会社テックドクター(本社:東京都中央区、代表取締役:湊 和修、以下 テックドクター)は、「AIと医療の関係研究所」の第一弾目の取り組みとして、順天堂大学医学部 総合診療科学講座 教授/AIインキュベーションファーム センター長の矢野 裕一朗先生をアドバイザーに迎え実証事業を開始しました。
本取り組みでは、ウェアラブルデバイスから得られる生体データと、大規模言語モデル(LLM)を活用した医療支援システムの開発・検証に取り組みます。
■背景と目的近年、心拍数・歩数・睡眠といった日常の生体情報をウェアラブルデバイスで取得し、健康状態のモニタリングや疾患リスクの予兆検出に活用する動きが広がっています。しかし、こうした解析結果を医師や患者が直感的に理解し、日々の判断に役立てるためには、データを“使える情報”へと変換する仕組みが不可欠です。
この“使える情報”への変換において、LLM(大規模言語モデル)の記憶機能は非常に有効です。LLMは、学習によって得た医学的知識や一般的な健康情報といった長期記憶に加え、ユーザー(医師や患者)との個別の対話履歴や過去データを短期的に保持する能力を備えています。これにより、単なるデータの提示にとどまらず、個々の状況や履歴を踏まえたうえで、文脈に即したパーソナライズされた説明や示唆を自然な言葉で提供することが可能となり、データ活用の促進に大きく寄与すると期待されます。
本取り組みでは、ウェアラブルデバイスから得られるデータを、統計的手法や機械学習・ディープラーニングなどを用いて解析します。その結果を大規模言語モデル(LLM)と融合することで、個人に最適化されたフィードバック、異常検知、健康管理支援など、医療者や患者にとって理解しやすく有益な情報を、自然言語で提供する新たなシステムの開発に取り組みます。
■実証事業の概要本実証では、テックドクターが保有する10名程度・最大2年間分のウェアラブルデバイスデータを用い、以下のプロセスでシステム開発および検証を行います。
- データ解析
・時系列解析を用いた長期的な傾向や季節変動の抽出
・感染症などによる急激な生理的変化の検出
・アンケートや自己申告情報(例:疲労感や生理周期)との統合解析
- LLMによる自然言語化
・解析結果に基づき、医療者や患者向けに意味付けされたフィードバックを生成
・トレンド分析や異常イベントの説明を自動化するためのプロンプト設計
- 評価・改善
・テックドクターの解析基盤「SelfBase」との一致率による定量評価
・社内評価者による定性レビューを通じた、解釈の明瞭さや実用性の検証
■診療現場での活用イメージ動画本実証を通じて開発したシステムが、将来的に診療現場でどのように活用されるかをイメージした動画も公開しています。実際の利用シーンを想定した内容となっておりますので、ぜひご覧ください。
イメージ動画:https://youtu.be/d_U4UfEDwHE
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=d_U4UfEDwHE ]
■今後の展望今回の事業は、個人の健康データに基づく個別化医療の実現に向けた第一歩です。将来的には、医師の診療支援や患者自身によるセルフケアへの応用も見据え、システムの実装と改良を進めてまいります。
テックドクターは今後も、医療現場や研究機関と連携しながら、AI技術とデジタルバイオマーカー*を組み合わせた革新的な医療ソリューションの社会実装に取り組んでまいります。
AIとデータを活用した医療・ヘルスケアソリューションの開発や導入にご関心のある企業や研究機関の皆さまは、テックドクターまでお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ:https://www.technology-doctor.com/contact/
■「AIと医療の関係研究所」について本研究所は、テックドクターがこれまでに培ってきたデジタルバイオマーカー開発の知見とAI技術を融合させ、社会実装を支える理論構築と技術検証を目的に設立されました。
AIを活用した実装モデルの構築や、運用時の倫理・制度・UX(利用体験)に関する課題整理と検証に取り組み、さまざまな専門家の皆様と連携しながら実践的な知見の蓄積を進めてまいります。
AIと医療の関係研究所:https://www.technology-doctor.com/amr-lab
<本実証事業のアドバイザー研究者>
矢野 裕一朗 先生
順天堂大学大学院医学研究科総合診療科学 教授 兼 AIインキュベーションファーム センター長
■テックドクターについてテックドクターは「データで調子をよくする時代へ」をビジョンに掲げ、ウェアラブルデバイスをはじめとした日常のセンシングデータから健康に関するインサイトを導く「デジタルバイオマーカー」の開発と、その社会実装を進めています。医療・製薬・食品関連企業や研究機関と連携し、個人に寄り添うデータ医療の実現を目指しています。
会社名 :株式会社テックドクター
WEB :https://www.technology-doctor.com/
設立日 :2019年6月21日
所在地 :東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグラン4階
代表者 :湊 和修
事業内容:デジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」の開発および運用、デジタル医療ソリューションの提供
※デジタルバイオマーカーとは
疾患の有無や病状の変化、治療の効果を示す指標となる項目や生体内物質は「バイオマーカー」と呼ばれます。従来、こうしたバイオマーカーのデータは、医療機関で診察を受けた際にのみ測定される「点のデータ」に依存しており、疾患の有無や進行状況は、その時点の情報だけで判断されてきました。
しかし、デジタル技術の進展により、スマートフォンやウェアラブルデバイスを用いて、日常的に負担なく、継続的かつ長期的な「線のデータ」を取得することが可能になりつつあります。こうしたデジタル情報を基に病気や治療の変化を可視化する指標を「デジタルバイオマーカー」と呼びます。
医療機関外の生活の中で、運動・睡眠・心拍などの日常データが取得できれば、状態の変化をより詳細に把握し、一人ひとりに合わせた最適なケア(個別化医療)が実現する可能性が高まるでしょう。企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000071267.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp
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