第79回日本栄養・食糧学会大会(5月23日~25日)にて発表
発芽野菜の国内シェアNo.1(※1)の株式会社村上農園(本社:広島市、代表取締役社長:村上清貴、以下 村上農園)と、大阪公立大学(所在地:大阪府、学長:櫻木弘之)は、ブロッコリースプラウトに含まれる2つの有用成分「スルフォラファン」と「超硫黄分子」の含有量に強い正の相関があることを初めて発見しました。また、この成果は「第79回日本栄養・食糧学会大会」(5月23日~25日)にて発表しました。
※1:KSP-POS(食品SM)かいわれ、豆苗、スプラウトにおける販売金額シェアを基に自社集計(2024年1~12月)
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/9367/99/9367-99-1eddf9337185847cb816a6fdeee88bf3-3900x2194.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
左:もやしタイプ(発芽後約3日)のブロッコリースプラウト、右:かいわれタイプ(発芽後約1週間)のブロッコリースプラウト
ブロッコリースプラウトは発芽したばかりのブロッコリーの新芽で、有用成分「スルフォラファン」を豊富に含んでいます(※2)。スルフォラファンは体内の解毒酵素や抗酸化酵素の活性を高め、さまざまな病気の予防・改善に有効である可能性が多数報告されています。さらに2023年、大阪公立大学大学院理学研究科 笠松真吾准教授、居原秀教授らの研究グループは、感染防御・免疫応答などさまざまな生命現象に重要な機能を果たしている「超硫黄分子」が、ブロッコリースプラウト内に大量に存在していることを明らかにしました(Kasamatsu et al., Redox Biology, 2023, vol. 67, p. 102875.)。
※2:植物細胞内では前駆体のスルフォラファングルコシノレート(SGS)として存在。咀嚼などで細胞が壊れ分解されることでスルフォラファンに変化する。
スルフォラファンと超硫黄分子はどちらも硫黄原子を含む物質で、一部類似した生理機能を有しています。またこの2つの物質は、体内で結合したり相互に作用したりすることで、抗酸化作用などの生理機能をより強力に発揮する可能性も示唆されています。加えて、スルフォラファンの含有量は、ブロッコリースプラウトの品種により大きな差があることがわかっていました。今回村上農園と大阪公立大学は、市販されている16種類のブロッコリースプラウトのスルフォラファン量と超硫黄分子量を測定し、その関係性を分析しました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/9367/99/9367-99-936247194641ee611de2f0044fd13708-2379x1865.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
上のグラフのとおり、ブロッコリースプラウト内のスルフォラファン含有量と超硫黄分子含有量の相関係数は0.81です。相関係数は−1~+1の値で表され、0.8以上では「非常に強い正の相関がある」と言えます。つまり、スルフォラファンの多いブロッコリースプラウトほど超硫黄分子も多く含有しているという強い傾向があることが明らかになりました。
この結果から、ブロッコリースプラウトを購入する際にスルフォラファン含有量の多いものを選ぶことが、超硫黄分子も豊富に含む商品を選ぶポイントになると言えます。
大阪公立大学大学院理学研究科 笠松真吾准教授のコメント
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/9367/99/9367-99-85d020dc3474f27e9b382c2817557f12-534x777.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
本研究により、ブロッコリースプラウトに含まれる2つの注目成分、スルフォラファンと超硫黄分子が、強く相関して存在することが初めて明らかになりました。今後は、これら2つの成分の体内での協調的な働きや健康への具体的な影響について、分子レベルでの解析を進めてまいります。こうした知見は、食品の機能性を科学的に裏付ける基盤となることが期待され、健康志向の高い方にとって、有用成分を意識した食品選びに役立てていただければと思います。
村上農園 会社概要
【設立】1978年1月
【代表者】代表取締役社長 村上清貴
【売上】113億7,600万円(2024年12月期)
【事業内容】ブロッコリー スーパースプラウト、豆苗などの高成分野菜や発芽野菜、マイクロハーブの生産・販売
【事業所】本社・研究開発部(広島)、生産センター(宮城、千葉、神奈川、静岡、山梨、三重、広島、福岡)、営業所(東京、愛知、大阪、広島、福岡)
【関連会社】株式会社沖縄村上農園(沖縄県大宜味村)
【加盟団体】一般社団法人 日本経済団体連合会(経団連)
【ウェブサイト】https://www.murakamifarm.com/企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000009367.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp
発芽野菜の国内シェアNo.1(※1)の株式会社村上農園(本社:広島市、代表取締役社長:村上清貴、以下 村上農園)と、大阪公立大学(所在地:大阪府、学長:櫻木弘之)は、ブロッコリースプラウトに含まれる2つの有用成分「スルフォラファン」と「超硫黄分子」の含有量に強い正の相関があることを初めて発見しました。また、この成果は「第79回日本栄養・食糧学会大会」(5月23日~25日)にて発表しました。
※1:KSP-POS(食品SM)かいわれ、豆苗、スプラウトにおける販売金額シェアを基に自社集計(2024年1~12月)
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/9367/99/9367-99-1eddf9337185847cb816a6fdeee88bf3-3900x2194.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
左:もやしタイプ(発芽後約3日)のブロッコリースプラウト、右:かいわれタイプ(発芽後約1週間)のブロッコリースプラウト
ブロッコリースプラウトは発芽したばかりのブロッコリーの新芽で、有用成分「スルフォラファン」を豊富に含んでいます(※2)。スルフォラファンは体内の解毒酵素や抗酸化酵素の活性を高め、さまざまな病気の予防・改善に有効である可能性が多数報告されています。さらに2023年、大阪公立大学大学院理学研究科 笠松真吾准教授、居原秀教授らの研究グループは、感染防御・免疫応答などさまざまな生命現象に重要な機能を果たしている「超硫黄分子」が、ブロッコリースプラウト内に大量に存在していることを明らかにしました(Kasamatsu et al., Redox Biology, 2023, vol. 67, p. 102875.)。
※2:植物細胞内では前駆体のスルフォラファングルコシノレート(SGS)として存在。咀嚼などで細胞が壊れ分解されることでスルフォラファンに変化する。
スルフォラファンと超硫黄分子はどちらも硫黄原子を含む物質で、一部類似した生理機能を有しています。またこの2つの物質は、体内で結合したり相互に作用したりすることで、抗酸化作用などの生理機能をより強力に発揮する可能性も示唆されています。加えて、スルフォラファンの含有量は、ブロッコリースプラウトの品種により大きな差があることがわかっていました。今回村上農園と大阪公立大学は、市販されている16種類のブロッコリースプラウトのスルフォラファン量と超硫黄分子量を測定し、その関係性を分析しました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/9367/99/9367-99-936247194641ee611de2f0044fd13708-2379x1865.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
上のグラフのとおり、ブロッコリースプラウト内のスルフォラファン含有量と超硫黄分子含有量の相関係数は0.81です。相関係数は−1~+1の値で表され、0.8以上では「非常に強い正の相関がある」と言えます。つまり、スルフォラファンの多いブロッコリースプラウトほど超硫黄分子も多く含有しているという強い傾向があることが明らかになりました。
この結果から、ブロッコリースプラウトを購入する際にスルフォラファン含有量の多いものを選ぶことが、超硫黄分子も豊富に含む商品を選ぶポイントになると言えます。
大阪公立大学大学院理学研究科 笠松真吾准教授のコメント
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/9367/99/9367-99-85d020dc3474f27e9b382c2817557f12-534x777.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
本研究により、ブロッコリースプラウトに含まれる2つの注目成分、スルフォラファンと超硫黄分子が、強く相関して存在することが初めて明らかになりました。今後は、これら2つの成分の体内での協調的な働きや健康への具体的な影響について、分子レベルでの解析を進めてまいります。こうした知見は、食品の機能性を科学的に裏付ける基盤となることが期待され、健康志向の高い方にとって、有用成分を意識した食品選びに役立てていただければと思います。
村上農園 会社概要
【設立】1978年1月
【代表者】代表取締役社長 村上清貴
【売上】113億7,600万円(2024年12月期)
【事業内容】ブロッコリー スーパースプラウト、豆苗などの高成分野菜や発芽野菜、マイクロハーブの生産・販売
【事業所】本社・研究開発部(広島)、生産センター(宮城、千葉、神奈川、静岡、山梨、三重、広島、福岡)、営業所(東京、愛知、大阪、広島、福岡)
【関連会社】株式会社沖縄村上農園(沖縄県大宜味村)
【加盟団体】一般社団法人 日本経済団体連合会(経団連)
【ウェブサイト】https://www.murakamifarm.com/企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000009367.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp
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