https://www.torex.co.jp/news/product/20250530_4720

トレックス・セミコンダクター株式会社(東京都中央区 代表取締役:木村 岳史 以下トレックス)は、超低消費かつ超小型で、多くの電池駆動の電子機器にご使用頂けるコイル一体型昇圧同期整流DC/DCコンバータの新製品、XCL108シリーズを開発しました。

XCL108シリーズの最大の特徴は 400nAという超低消費電流、かつコイル一体型構造による超省スペースであるため、小型でありながら長い電池持ちを要求される近年の電子デバイスに最適です。


本製品は400nAの自己消費電流により、軽負荷時、特に数µA時の出力電流における効率を従来のDC/DCコンバータに比べ大幅に改善しました。あわせてPWM/PFM制御方式を採用することで機器(マイコン)のスリープ状態から通信やセンシング等のアクティブ状態までどんな電流帯でも常に高効率を発揮します(図1)。これにより、複雑なON/OFF制御をすることなく常時昇圧動作をさせていても、IoTデバイスやポータブル機器等のシステム待機割合が多い機器の消費電力を大幅に削減し、電池駆動の長時間化 及び 電池容量/サイズ低減に貢献します。

XCL108シリーズはコイル一体型であるため、プリント基板上の配線パターンを最小化、この電流ループからのノイズ放射を大幅に低減する効果があります。また、コイルを選定する必要が無いので、部品選定/入手/評価/登録といった開発に必要な期間や手間の大幅な低減にも貢献します。

パッケージは小型で低ノイズ、かつ他製品とのピン互換性を持つCL-2025-02(2.5 x 2.0 x h1.04mm)を採用(図2)、周辺部品のセラミックコンデンサを外付けしても7.7×3.1mmに収まる超省面積を実現します(図3)。
動作周囲温度は-40℃~+105℃に対応しており、小型・省面積や軽負荷からの高効率が重視される産業機器、IoT、モバイル、ウェアラブルおよび電池駆動時間を重視するすべての機器に最適です。

トレックスでは、今後も市場ニーズに合わせた製品開発を迅速に行い、豊かな社会実現に貢献してまいります。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/160754/4/160754-4-73e5bced5150d88138c0d2dafb31971a-984x620.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図1  XCL108効率グラフ

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/160754/4/160754-4-0a0339f456c9412159665dfb54587131-480x360.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図2  パッケージCL-2025-02 (2.5 x 2.0 x h1.04mm)

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/160754/4/160754-4-d7f4a1355d8c9d09d7a824bf266f22cf-1992x1494.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図3  XCL108実装基板写真


[発売概要]
[表: https://prtimes.jp/data/corp/160754/table/4_1_9bd1f8529a82b558b692faa6a38b8c76.jpg ]
・XCL247シリーズ製品ページはこちら
https://product.torexsemi.com/ja/series/xcl247

・XCL248シリーズ製品ページはこちら
https://product.torexsemi.com/ja/series/xcl248
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