株式会社JEPLAN(代表取締役 執行役員社長:高尾 正樹、以下「JEPLAN」)と太陽誘電株式会社(代表取締役社長執行役員:佐瀬 克也、以下「太陽誘電」)は、積層セラミックコンデンサ(以下「MLCC」)の製造工程で使用するPETフィルムをケミカルリサイクル*1により、PET原料であるBHET*2に再生する取り組みを実施します。
MLCCの製造工程では、誘電体シートを形成する際にPETフィルムを使用しています。
*1 使用済みのプラスチックなどを化学的に分解して、原料レベルにまで戻し、再び新しい製品の原料として再利用するリサイクル方法。
*2 BHETは、ビス(2-ヒドロキシエチル)テレフタレートの略。PET樹脂製造時の中間原料でモノマーの一種。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31188/179/31188-179-cac79076315e4b1df763f739a2cfb6cc-1200x433.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
MLCCの製造プロセスには、PETフィルム上に誘電体を塗布し、薄く均一な誘電体シートを形成する塗工工程があります。従来、使用済みPETフィルムのリサイクルは、表面に付着した誘電体などの不純物を機械的処理にて除去し、粉砕してペレット状のPET原料に戻すマテリアルリサイクルが実施されていました。
このたび、MLCCの製造工程で排出されるPETフィルムをケミカルリサイクルすることで、フィルムに含まれる添加物などの不純物も除去できるため、石油由来と同等品質のBHETへと再生できることが確認できました。このBHETを原料としてPETフィルムをはじめとするさまざまなPET製品に幅広く活用することで、PET原料の資源循環に両社で取り組んでまいります。
JEPLANは、独自のPETケミカルリサイクル技術を活用し、使用済みのPETボトルなどを分子レベルまで分解し、色素や金属などの不純物を取り除くことで、石油由来と同等品質の再生PET樹脂にリサイクルしています。これにより、新たな地下資源の使用を削減し、CO2排出量の削減にも貢献*3しています。さらに、既に商用展開しているPETボトルやポリエステル繊維のリサイクルに加え、PETフィルムや化粧品容器など、その他のPET製品もリサイクル原料として活用する取り組みを推進しています。
今後もJEPLANグループでは「あらゆるものを循環させる」というミッションの実現に向けて、引き続き国内外のパートナーとの連携を進め、グループ一丸となりサーキュラーエコノミーの牽引に努めてまいります。
*3 JEPLANホームページ「サステナビリティ」:https://www.jeplan.co.jp/sustainability/
■太陽誘電株式会社(https://www.yuden.co.jp/jp/)
太陽誘電は1950年に創業した電子部品メーカーです。コンデンサを始め、インダクタ、通信用デバイス(FBAR/SAW)などの各種電子部品の研究・開発、生産、販売に取り組み、グローバルに事業を展開しています。
お客様や社会のニーズに応える商品を提供するため、素材の開発から出発して製品化を行うことを信条としています。これにより、スマートフォンやタブレットなどの電子機器や、IT・エレクトロニクス化が加速する自動車、情報インフラ・産業機器など、幅広い分野で高い評価をいただいています。
■株式会社JEPLAN(https://www.jeplan.co.jp/)
代表者:代表取締役 執行役員社長 高尾 正樹
設立:2007年1月
主な事業内容:PETケミカルリサイクル技術関連事業(対象:PETボトル・ポリエステル)など
JEPLANグループは「あらゆるものを循環させる」をミッションに掲げ、サーキュラーエコノミーの実現を目指しています。廃PET(PETボトル、ポリエステル繊維等)を対象に、独自のPETケミカルリサイクル技術を用いて分子レベルに分解し、不純物を除去することで、石油由来と同等品質の再生素材に生まれ変わらせています。この独自技術を用いてリサイクルに取り組むことで、限りある資源の循環を実現し、CO2の排出量削減にも寄与しています。
なお、JEPLANグループはペットリファインテクノロジー株式会社(神奈川県川崎市・PETボトル対象)と北九州響灘工場(福岡県北九州市・ポリエステル繊維対象)の2拠点でPETケミカルリサイクルプラントを運営しており、国内外への技術ライセンス事業も推進しています。企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000031188.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp
MLCCの製造工程では、誘電体シートを形成する際にPETフィルムを使用しています。
本取り組みでは、JEPLANのケミカルリサイクル技術を活用し、使用済みPETフィルムを化学的に処理することで不純物を除去し、PET製品に再利用が可能な石油由来と同等品質の高純度なBHETが得られることを確認しました。両社は、ケミカルリサイクルによるPETフィルムを循環する取り組みを2026年より順次導入する予定です。
*1 使用済みのプラスチックなどを化学的に分解して、原料レベルにまで戻し、再び新しい製品の原料として再利用するリサイクル方法。
*2 BHETは、ビス(2-ヒドロキシエチル)テレフタレートの略。PET樹脂製造時の中間原料でモノマーの一種。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31188/179/31188-179-cac79076315e4b1df763f739a2cfb6cc-1200x433.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
MLCCの製造プロセスには、PETフィルム上に誘電体を塗布し、薄く均一な誘電体シートを形成する塗工工程があります。従来、使用済みPETフィルムのリサイクルは、表面に付着した誘電体などの不純物を機械的処理にて除去し、粉砕してペレット状のPET原料に戻すマテリアルリサイクルが実施されていました。
このたび、MLCCの製造工程で排出されるPETフィルムをケミカルリサイクルすることで、フィルムに含まれる添加物などの不純物も除去できるため、石油由来と同等品質のBHETへと再生できることが確認できました。このBHETを原料としてPETフィルムをはじめとするさまざまなPET製品に幅広く活用することで、PET原料の資源循環に両社で取り組んでまいります。
JEPLANは、独自のPETケミカルリサイクル技術を活用し、使用済みのPETボトルなどを分子レベルまで分解し、色素や金属などの不純物を取り除くことで、石油由来と同等品質の再生PET樹脂にリサイクルしています。これにより、新たな地下資源の使用を削減し、CO2排出量の削減にも貢献*3しています。さらに、既に商用展開しているPETボトルやポリエステル繊維のリサイクルに加え、PETフィルムや化粧品容器など、その他のPET製品もリサイクル原料として活用する取り組みを推進しています。
本スキームを通じて、循環可能なPETの総量を増やし、資源を有効活用することで持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
今後もJEPLANグループでは「あらゆるものを循環させる」というミッションの実現に向けて、引き続き国内外のパートナーとの連携を進め、グループ一丸となりサーキュラーエコノミーの牽引に努めてまいります。
*3 JEPLANホームページ「サステナビリティ」:https://www.jeplan.co.jp/sustainability/
■太陽誘電株式会社(https://www.yuden.co.jp/jp/)
太陽誘電は1950年に創業した電子部品メーカーです。コンデンサを始め、インダクタ、通信用デバイス(FBAR/SAW)などの各種電子部品の研究・開発、生産、販売に取り組み、グローバルに事業を展開しています。
お客様や社会のニーズに応える商品を提供するため、素材の開発から出発して製品化を行うことを信条としています。これにより、スマートフォンやタブレットなどの電子機器や、IT・エレクトロニクス化が加速する自動車、情報インフラ・産業機器など、幅広い分野で高い評価をいただいています。
■株式会社JEPLAN(https://www.jeplan.co.jp/)
代表者:代表取締役 執行役員社長 高尾 正樹
設立:2007年1月
主な事業内容:PETケミカルリサイクル技術関連事業(対象:PETボトル・ポリエステル)など
JEPLANグループは「あらゆるものを循環させる」をミッションに掲げ、サーキュラーエコノミーの実現を目指しています。廃PET(PETボトル、ポリエステル繊維等)を対象に、独自のPETケミカルリサイクル技術を用いて分子レベルに分解し、不純物を除去することで、石油由来と同等品質の再生素材に生まれ変わらせています。この独自技術を用いてリサイクルに取り組むことで、限りある資源の循環を実現し、CO2の排出量削減にも寄与しています。
なお、JEPLANグループはペットリファインテクノロジー株式会社(神奈川県川崎市・PETボトル対象)と北九州響灘工場(福岡県北九州市・ポリエステル繊維対象)の2拠点でPETケミカルリサイクルプラントを運営しており、国内外への技術ライセンス事業も推進しています。企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000031188.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp
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