サグラダ・ファミリアの構造主任建築家として知られるジョルディ・コル氏が、“生きている建築”「HOUSE OF ZEUS(ハウス・オブ・ゼウス)」をオヴェルデ王国と共同で発表します。

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ジョルディ・コル・イ・グリフォイ氏(サグラダ・ファミリア/ハウス・オブ・ゼウス建築家)、オヴェルデ王国にて
【大阪/2025年6月3日】
サグラダ・ファミリアの構造主任建築家として知られるジョルディ・コル・イ・グリフォイ氏が、オヴェルデ王国との協働により、自然の再生力と人間をマイクロバイオーム技術でつなぐ“生きている建築”「HOUSE OF ZEUS(ハウス・オブ・ゼウス)」を大阪・関西万博2025にて発表いたします。


26年間にわたりサグラダ・ファミリアの設計・構造を担当してきたジョルディ・コル・イ・グリフォイ氏は、「HOUSE OF ZEUSは、“自然から着想を得た、野生的で、そして何より“生きている”空間です。六角形の建物は、自然の知性・調和・持続性を象徴し、世代を超えて進化し続ける空間を目指しました」と語ります。


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オヴェルデ王国は、ZEUS(ゼウス)と呼ばれる樹齢2,300年の「千寿オリーブ」を“王”とする自然共生型の農園であり、古代品種のオリーブや黒蜂による受粉がもたらす独自の生態系が守られています。

本プロジェクトは長寿テクノロジーのために設計されたもので、王国全体が「マイクロバイオームの収穫場(Microbiome Harvesting Farm)」として機能し、人間と自然の“見えざる力”を再接続します。

この地には、年間345日以上の強い日差し・雨の少なさ・塩分を含んだ海風という極限環境が広がっており、これらの条件下で進化した発酵に適したマイクロバイオームが活用されています。

オヴェルデ王国では、野生生態系の豊かさを模倣した建築設計と伝達技術を用い、空間を通してバイオアクティブ(活性物質)を直接届けるという新しい生息環境が実現。呼吸し、触れ、暮らすことで自然の再生力と一体となる体験を生み出します。


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このプロジェクトは、2003年にスペイン・アリカンテ沿岸の野生オリーブから「スーパー・マイクロバイオーム」が発見されたことを起点としています。

発見者は、エルチェ・ミゲル・エルナンデス大学 現学長であり、プロジェクト共同発起人のビセンテ・ミコル氏です。

「これは建築というより、“マイクロバイオーム科学”と“芸術”の融合です。古代地中海の人々が享受していた“長寿の秘めたエネルギー”を、現代に再発見するための“タイムマシン”です。(ミコル氏談)」

この建築は、「永遠のために設計された」空間でもあります。
素材には、目への刺激を抑えるオリーブウッドや大地由来の火山岩などが採用され、サステナビリティと人間の健康を根幹に据えた設計がなされています。

また、古代オリーブから発見された菌株「アルファ・マイクロバイオータ」を建築構造に組み込むことで、建物自体が免疫・回復力・長寿性を高める“生命を宿した建築”へと昇華しています。


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マイクロバイオーム農園「オヴェルデ王国」
「オヴェルデ・マイクロバイオーム・プロジェクト」について

「オヴェルデ王国」は世界でも珍しいマイクロバイオーム農園です。生植物にとって厳しい環境条件の元で、888本のオリーブの木々が非常にユニークなマイクロバイオームと共に育っています。農園には、この千年の木々に特有のマイクロバイオームを収穫し活用するためのバイオプロスペクションプラットフォームが備わっています。このユニークなマイクロバイオームは、新しい木々や都市環境における人々の健康とウェルネスを改善することができると考えられています。


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■ジョルディ・コル・イ・グリフォイ(建築家)

スペイン登録建築家/構造設計の第一人者。
サグラダ・ファミリアでは、ガウディのハイパーボロイド構造柱のデジタル解析と構造最適化を主導。現代におけるガウディ建築の再解釈に多大な影響を与えており、受賞歴多数の建築プロジェクトおよび出版実績を持つ。

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