~問題の未然防止・リソース最適化・自律的適応を実現するオブザーバビリティプラットフォームを構築~

エンドツーエンドのオブザーバビリティ(可観測性)およびセキュリティ分野のリーダーであるDynatrace(NYSE: DT、日本支社:東京都千代田区、日本支社代表執行役社長:徳永 信二)は、同社のプラットフォームにエージェント型AI機能を拡張することで、企業向けソフトウェア開発の次世代への変革を加速させています。これらの進化は、システム障害の予測・防止、システムとデータの保護、運用の自律的最適化を実現し、生産性と俊敏性の新時代を切り拓くことで、企業のデジタルトランスフォーメーションの在り方を根本から再定義します。


企業は、生産性向上を目的に、特にソフトウェア開発分野でAIへの投資を大幅に増加させています。しかしその一方で、開発者は最大80%の時間を、稼働中のデジタルシステムのセキュリティ対策・デバッグ・最適化に費やしているのが現状です。この課題を解決するために、Dynatraceはエージェント型AIを活用し、企業が手作業による監視から、運用効率とイノベーションを促進する自律型AI活用型ワークフローへの移行を可能にします。

DynatraceのCTO兼創業者であるBernd Greifenederは、次のように述べています。
「私たちは、デジタルシステムの複雑性が増すことで、人の介入に依存する従来のオブザーバビリティソリューションでは対応しきれなくなる未来を予見していました。そのため、私たちは次世代プラットフォームを構築することで、お客様が高度なAIを活用して作業負荷を軽減し、全く新しい可能性を切り拓けるよう支援しています。オブザーバビリティ、セキュリティ、ビジネスデータを革新的なデータレイクハウスアーキテクチャで統合することにより、AIがリアルタイムのインサイトを提供し、数年前には想像もできなかった方法で自律的に機能できる基盤を築きました」

Dynatraceの中核を成すのは、エージェント型AI専用に構築された基盤であり、スキーマフリーかつインデックスレスのデータレイクハウスにオブザーバビリティ、セキュリティ、ビジネスデータをシームレスに統合します。この基盤により、インテリジェントな意思決定と自律的行動が可能となり、企業は人的監視から、知的で自律動作するシステムへ移行できます。プラットフォーム全体が、エージェント型AIの「知識」「推論」「計画」「実行」フレームワークとして機能し、信頼性の高い精度と適応性を提供します。

- Grail(インデックスレス/スキーマフリーのデータレイクハウス):設計上ホット/ホット構成を採用し、文脈化されたペタバイト規模のデータへのリアルタイムアクセスを提供します。再インデックスや再ハイドレーションの非効率性を排除し、エージェント型AIシステムの複雑性とスケーラビリティ要件に対応します。
- Smartscape(動的でリアルタイムなトポロジ検出):複雑なデジタルエコシステム横断の因果関係をマッピングします。
事実に基づく推論を可能にするDynatrace AIの精度を高め、正確なインサイトと自動化能力を支援します。
- Davis AI:因果、予測、生成AIの各技術を組み合わせ、統合データを分析し信頼性の高いインサイトを提供します。また、ハルシネーションを最小限に抑制し、インサイトと回答の精度を最大化し、責任あるAIの実践とコンプライアンス要件に準拠したアクションをインテリジェントに計画します。
- AutomationEngine:自律的なタスクを実行し、自社およびサードパーティのAIエージェントとシームレスに統合します。安全かつプライバシーが保護された制限下でのエージェント型AIのアクションによって、他と一線を画す効率性と柔軟な対応力を実現します。


Dynatraceは、継続的なイノベーションを通じて、開発者、ビジネスリーダー、および組織がデジタルの複雑性に対処し、優れた成果を上げるために必要なインテリジェンスと自律性を提供します。

Bernd Greifenederは、さらに次のように述べています。
「これらのイノベーションは、企業が急速に進化するテクノロジー環境で主導権を握るために必要な、可視性、自動化、俊敏性をもたらします。その結果、潜在的な問題の自律的防止、リソース活用の最適化、予期せぬ課題への適応を可能にするプラットフォームが実現されます。エージェント型AIは、エンタープライズテクノロジーの根本的な変革を意味します。当社のプラットフォームは、単にインサイトを提供するだけでなく、企業が課題を予測し、状況の変化に応じて適応し、大胆な目標を達成できるよう支援します。この進化は、信頼できる自動化と実行可能なインテリジェンスによって組織をサポートするという、当社が長年掲げてきたビジョンを具現化するものです」

Dynatrace、Davis、Grail、およびSmartscapeは、Dynatrace, Inc.グループ会社の商標です。
その他すべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。
(C) 2025 Dynatrace LLC


※この資料は、米国マサチューセッツ州で2025年6月5日に発表されたプレスリリースの抄訳です。

Dynatraceについて
Dynatrace(NYSE:DT)は、現代のデジタルビジネスのためのオブザーバビリティ(可観測性)を進化させ、複雑化する現代のデジタルエコシステムを強力なビジネス資産へと変革することを支援しています。AIによって強化されたインサイトを活用することで、Dynatraceは組織がより迅速に分析・自動化・イノベーションを実現し、ビジネスを推進できるようにします。Dynatraceがどのように組織のビジネスを支援できるか、詳細はこちら(https://www.dynatrace.com/ja/)をご覧ください。

将来の見通しに関する記述についての注意事項
本プレスリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法に規定される「将来の見通しに関する記述」が含まれています。具体的には、Dynatraceの機能、AI(特にエージェントAI)に関連する将来の計画やビジョン、ならびにDynatraceプラットフォームの利用を通じて組織が得られると期待される現在および将来的なメリットに関する記述が含まれます。これらの将来の見通しに関する記述は、過去の事実ではないすべての記述、および「であろう」「予想する」「期待する」「意図する」「計画する」「信じる」「求める」「見積もる」といった言葉や同様の意味を持つ言葉によって示される記述を指します。これらの記述は、当社が現在入手可能な情報と仮定に基づいた、当社の計画、意図、期待、戦略、および見通しに関する現在の見解を反映したものです。当社は、これらの将来の見通しに関する記述に示される当社の計画、意図、期待、戦略、および見通しが合理的であると信じていますが、それらが達成されることを保証するものではありません。実際の結果は、将来の見通しに関する記述と大きく異なる可能性があり、当社の年次報告書(Form 10-K)、その後の四半期報告書(Form 10-Q)、およびその他のSEC提出書類の「リスク要因」の項に記載されているリスクを含む、当社の管理が及ばないさまざまなリスクや要因によって影響を受ける可能性があります。当社は、新しい情報、将来の出来事、またはその他の理由により、本ドキュメントに含まれる将来の見通しに関する記述を更新する義務を負いません。
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