「海のやすらぎ ホテル竜宮」「天草 天空の船」を運営する有限会社竜宮(本社:熊本県上天草市、代表取締役:松本秀彦)はグループ3施設目となるスモールラグジュアリーホテル『天ノ寂』を上天草市松島町に6月5日に開業しました。

 天ノ寂は、ほかの人とは一味違う「あまのじゃく」から着想を得た、型に嵌まらない独自の美意識に貫かれたオーシャンリゾートで、天草初のラグジュアリーホテルです。


 私たちは本ホテルを通して天草の魅力を五感で感じていただくことで、天草全体の魅力を高めつつ、地域のまちづくりや活性化に貢献します。

このSTORYでは「天ノ寂」開業の背景をお伝えします。

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◾️ホテル概要

○所在地 熊本県上天草市松島町合津6136−20

○建物概要 鉄筋コンクリート造 6階建

○施設構成 客室11室・ラウンジ・ダイニング・エステルームはか

○開業時期 2023年6月

○ HP https://amanojyaku.jp

青い海と雄大な山並みに囲まれた「天草」の、地域の歴史や関わりなどの「ストーリー」を発信する

天草の魅力を発信し、地域に貢献するアイコニックな存在へ。天草初のラグジュアリーホテル「天ノ寂」開業の裏側


 青い海と雄大な山並みに囲まれた“天草”は、大小約120の島々によって構成されていて、思わず息をのむ絶景に出会えます。1年中楽しむことのできるイルカウォッチングや日本最大級の肉食恐竜の化石が発見された恐竜の島、南蛮文化やキリシタンの歴史を伝える施設などがあり、自然と文化に育まれた島です。また、1年通していつでも海の幸山の幸の旬の食を楽しめます。

 私たちは天草の魅力を伝えていきたいという想いから「ホテル竜宮」を1992年に、「天草 天空の船」を2013年にOPENし、それぞれのホテルのコンセプトを元に天草という土地ならではのおもてなし、地域の歴史や地域との関わりなど「ストーリー」を発信してきました。

天草の風土と文化を感じるかとができる、天草初の高付加価値型ラグジュアリーホテル開業

天草の魅力を発信し、地域に貢献するアイコニックな存在へ。天草初のラグジュアリーホテル「天ノ寂」開業の裏側


本ホテルは天草初となる高付加価値型のラグジュアリーホテルです。

芸術にも触れ合える宿」をコンセプトに、ラウンジ及び客室には天草出身の油彩画家「横島庄司」氏の絵画、客室内のオブジェやルームキーホルダーには和水町の彫刻家「上妻俊宏」氏の作品を採用。入り口の魚のオブジェはスペインのアーティスト兼、照明デザイナー「イノクオ」の作品となります。また、天草更紗(あまくささらさ)や天草陶磁器など地元で創られる製品も取り入れながら天草の風土と文化を感じていただける宿を目指します。

天草の魅力を発信し、地域に貢献するアイコニックな存在へ。天草初のラグジュアリーホテル「天ノ寂」開業の裏側


なぜ天草という土地に高付加価値ホテルの商機を見たのか

まず、天空の船の営業が好調でした。弊社2店舗目となる「天草 天空の船」コロナ禍での年間稼働率は、2022年「87%」2021年「84%」2020年「76%」でした。コロナ前から国内客をターゲットに「また来たくなるホテル」を目指し常連客の獲得に励んでおりました。季節ごとに変わる料理やおもてなしを追求し、天草を代表するホテルとして確立したのです。

次に、ラグジュアリーホテルである意味と需要に手応えを感じていました。
全国には有名観光地、有名温泉街など魅力的な観光地は数多く存在し、そこには地域を代表するラグジュアリーホテルが存在します。しかし天草には存在していませんでした。熊本・阿蘇に高級宿があるように天草にも高級ホテルがないといけない。旅の目的地となるホテルが天草という地域のためにも必要であると感じていました。

また、活気づく熊本県内の観光需要もありました。世界的な台湾の半導体メーカー「TSMC」の熊本工場が2023年に完成し2024年から生産開始。熊本での経済波及効果は10年で4兆3000億円にも上ると言われます。高所得層の台湾駐在員は400人規模。家族を含めれば750人が台湾から移り住むことになります。TSMC熊本工場は菊陽町にあり、天草までは車で1時間30分と旅行やドライブにも打って付けの距離感です。加えて、熊本空港国際線の充実 2023年9月には「熊本ー台北」線が新規就航。アジアからも多くの観光客が見込まれました。


 

天草の魅力を発信し、地域に貢献するアイコニックな存在へ。天草初のラグジュアリーホテル「天ノ寂」開業の裏側


旅の目的地となるホテルで、天草を五感でお楽しみいただきたいという想い

見たことのない風景、触ったことのない感触、味わったことない食感など、宿泊して何かを感じて欲しい。天ノ寂でしか見ることの出来ない作品や、使うことができないアメニティー、珈琲、オリジナルの商品を随所に散りばめています。

天草の魅力を発信し、地域に貢献するアイコニックな存在へ。天草初のラグジュアリーホテル「天ノ寂」開業の裏側
 

天草の魅力を伝えるアイコニックな存在へ

天草の魅力を発信し、地域に貢献するアイコニックな存在へ。天草初のラグジュアリーホテル「天ノ寂」開業の裏側


天ノ寂は、天草の魅力を発信していく、アイコニックな存在を目指しております。 

6月に開業し、お客様からは「宿泊を通して天草の風土を体感することが出来た」「天草の雄大な自然を独り占めした気分だった」などのご意見をいただいております。今後、県外ひいては国外の方へも天草という地域の魅力を天ノ寂を拠点に発信するとともに、地域貢献に務めてまいります。

先代・松本吉正の思い

1944年 熊本県宇土半島から天草上島を結ぶ『天草五橋』が開通しました。開通を機に天草出身の先代松本吉正は、多くの方に天草にきていただきたいという想いから脱サラし、現在ホテル竜宮のある前島に海水浴休憩所やお土産販売を始めました。お越しになるお客様の意見を聞き、海の幸を食べたい方にはお食事の提供を行い、泊まって帰りたい方のために旅館になっていったのです。その後も、お客様の意見を聞き「時代にあったサービスを提供する」理念は引き継ぎ、客室の大幅な改装や新店舗などのオープンを行ってきました。

今後も思い入れのあるこの天草という地域で、3つの異なるジャンルのホテルを通して「天草」の魅力を世界へ発信してまいります。

天草の魅力を発信し、地域に貢献するアイコニックな存在へ。天草初のラグジュアリーホテル「天ノ寂」開業の裏側


本記事の執筆者

有限会社竜宮 専務取締役 松本卓也

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有限会社竜宮 企業情報

○代表者 代表取締役 松本秀彦

○資本金 1000万円

○設立年月 1985年3月1日

○所在地 熊本県上天草市松島町合津6136−20

○事業内容 宿泊サービス業
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