伊東純也、中村敬斗、関根大輝の日本代表トリオが所属するスタッド・ランスは、フランス2部リーグへの降格が決まってしまった。

スタッド・ランスは、日本のYASUDAグループがメインスポンサーになり、昨夏には来日ツアーを行うなど日本とのつながりを強めてきたクラブ。

ジャン=ピエール・カイヨ会長は、降格決定後に「もし、適切なオファーがなければ、想像しにくいとしても、彼ら(伊東と中村)はそこにいるだろう」と話していたが、現地紙は異なる見方をしている。

『France Blue』は「伊東や中村は確実にクラブを去るだろう」としつつ、今年1月に加入したばかりの22歳関根については、「降格しても残留が見込まれる若手選手」のひとりとしている。

また、同紙は、スタッド・ランスと日本との関係についてはこう伝えている。

「主要な問題ではないにしても、話題にはなっている。2022年8月に伊東が加入して以来、スタッド・ランスは日本のサッカー文化に注目している。中村、そして関根も加入した。

昨年7月には長期間の日本ツアーを敢行した。スポンサーのYASUDAが費用を負担したこのツアーは、今シーズンも7月下旬から8月上旬にかけて開催される予定だったが、2部降格、特にスケジュールの問題で開催が危ぶまれおり、少なくとも再調整される可能性がある。

しかし、おそらく最も懸念されるのは、クラブがYASUDAという魅力的なユニフォームスポンサーを見つけたにもかかわらず、その投資額は時間の経過とともに変動する可能性があることだ。

契約は2024年6月から2027年までで、シーズンあたり100万ユーロ(1.6億円)強の収入が見込まれる。この契約は現在も有効だが、2部降格後に条項によって金額が下方修正されるかどうかはまだ分からない。

伊東と中村の避けられない退団が、クラブとスポンサーの関係にどのような影響を与えるかもまだ不透明だ」

日本代表の主力で人気も高い2人の退団は避けられそうにないため、スポンサー面でも影響を与えかねないと憂慮しているようだ。

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