イギリス紙『テレグラフ』などの複数メディアは18日、イングランド1部チェルシーに所属するミハイロ・ムドリクがドーピング違反により、英国サッカー協会(FA)から正式に起訴されたと報じた。

同選手は昨年12月、尿検査で禁止薬物メルドニウムが検出され、暫定的な出場禁止処分を受けている。

しかしながら、ムドリクとクラブは潔白を主張し続けており、チェルシーのエンツォ・マレスカ監督も「調子も良くなかったのに、こんなこと(ドーピング疑惑)が起きた」と皮肉交じりの擁護を行っていた。

『テレグラフ』紙はこれまで検査結果が出ていなかったB検体の検査結果により、起訴に踏み切ったとしている。

協会の広報担当者は取材に対し「FAのアンチ・ドーピング規則第3条および第4条に基づき、ミハイロ・ムドリク選手が禁止物質の存在および使用の疑いでアンチ・ドーピング規則違反の疑いで起訴されたことを確認しています」「これは進行中の事件であるため、現時点ではこれ以上コメントする立場にありません」と述べている。

また、イギリス紙『The SUN』によると、ムドリクはフランス代表MFポール・ポグバのドーピング疑惑の際に、弁護を務めたモーガン・スポーツ法律事務所と契約しているとされている。

同事務所は前述のポグバの疑惑の際に、ムドリク同様最大4年間の出場禁止処分の可能性があったところ、処分を18カ月まで短縮した実績を持っている。

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