スペイン1部のレアル・ソシエダで活躍してきた日本代表MF久保建英。
21日にはプレシーズンツアーで来日したソシエダの一員として、V・ファーレン長崎との親善試合に出場した。
昨季11位に終わったソシエダは来季の欧州コンペティション出場を逃し、久保は移籍も噂されている。
そうしたなか、久保が試合後に語った言葉がスペインを含めた海外で話題になっている。スペイン紙『AS』は、久保がソシエダの補強を訴えたと伝えていた。
「試合後、久保は選手の不足について問われると、いつものように言葉を濁さずにこう答えた。
『それが知りたい。誰が来るか見てみよう。まだ誰も来ていないし、それは僕らの問題じゃない。今年は変化のシーズンになると言った。
いい選手なら歓迎する。改善すべき点はたくさんあるし、新しい選手が入ってくることを期待している。若い選手たちは非常に意欲的だが、経験豊富な選手や、違ったタイプのスピリットをもたらしてくれる選手が必要だ。
自分がソシエダに来た時、ダビド・シルバ、ミケル・メリノ、マルティン・スビメンディ、アレクサンデル・イサク、ブライス・メンデスたちに囲まれていた。
そして、会長が最初から言っていたように、リーガ優勝には何か特別なものが必要だ。彼ら(経営陣)はきっとそれに取り組んでいるだろう。
重要な試合で我々を勝利に導いてくれる、かつてのダビド・シルバのような選手も必要であることは事実』」
スペイン代表のスターだったダビド・シルバは引退し、メリノとスビメンディはアーセナルへ、イサクはニューカッスルへ移籍し、ブライス・メンデスも退団が噂されている。
久保はそういった現状にあるソシエダが戦力補強を行う必要性を説いていたようだ。
この発言を受けてフランス紙『L'Équipe』は「久保建英は、ソシエダの移籍市場での新規選手獲得の少なさについて、経営陣を批判した」とも伝えていたが。
また、久保は自らの去就については、「噂は見たけど、何も聞いていない。エージェントは変えた。嘘はつかないけど、今のところはここにいる。クラブを移籍する時は正面玄関からではなければいけない常々言ってきた(隠れるような移籍はしない?)」と話していたという。