クラシコではヤマルにやられたレアル photo/Getty Images
クラシコに勝つにはヤマル封じが不可欠
2024-25シーズンにラ・リーガ、スペイン国王杯、スーペルコパを制するなど、成功を収めたバルセロナ。ハンジ・フリック率いるチームは脅威の攻撃力を備えており、新シーズンはさらに攻撃力がアップするとの期待感もある。
ライバルチームにとって頭が痛いのは、18歳を迎えたばかりのFWラミン・ヤマルの成長だ。現時点でもワールドクラスだが、年齢的にはまだまだ伸びるだろう。ヤマルの成長はバルセロナの攻撃力アップに繋がることになり、手がつけられない攻撃集団になる可能性を秘めている。
国内最大のライバルであるレアル・マドリードにとっても、『ヤマル対策』は今後何年にもわたって必要なものとなる。2024-25シーズンのレアルはクラシコでバルセロナに手痛くやられており、ヤマルにも3ゴール2アシストとやられてしまった。
スペイン『SPORT』はシャビ・アロンソを新指揮官に迎えたレアル・マドリードが『ヤマル対策計画』を開始したと伝えていて、キーマンに今夏新たに獲得したDFディーン・ハイセンとアルバロ・カレーラスを挙げている。
仮にアロンソが3バックを選択した場合、左ウイングバックに入るであろうカレーラスと左センターバックに入ると予想されるハイセンの2人はヤマル対策の中心となる。もっともチャンピオンズリーグでは3バックを採用していたインテルもヤマルの対応に手を焼いていたため、3バックで止められるかは分からない。
しかし同メディアはカレーラスの1対1の強さを評価しており、高い位置からカレーラスがヤマルを捕まえ、その背後をハイセンがカバーするやり方が機能するか楽しみにしている。ハイセンもクレバーな選手であり、レアルが今後クラシコに勝っていくにはヤマルを封じるのが絶対条件だ。ここの争いはさらに激しくなっていきそうで、アロンソがどんなヤマル対策を敷いてくるか楽しみだ。