4位の鹿島は18日、勝ち点3差で追う首位の柏をホームに迎えるJ1第24節(メルスタ)に向け、鹿嶋市内で非公開練習を行った。

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 前節まで首位だった鹿島と、その鹿島をかわして前節で首位に立った柏。

両者の直接対決は、J1の覇権争いを占う注目カードとなる。

 両チームの勝ち点差は3。柏が勝てばその差は6に開き、鹿島が勝つと得失点の関係で鹿島が柏の上に立つことになる。すでにチケットは完売となっており、3万人超は確実。コロナ禍後のメルカリスタジアム(旧カシマスタジアム)最多動員も期待されている。

 前半戦を首位で折り返しながら、後半戦はリーグ戦3連敗で窮地に陥った鹿島だが、16日の天皇杯長崎戦(2〇1)で勝利し、嫌な流れはストップ。柏戦は必勝を期す。

 ポゼッションサッカーで旋風を巻き起こす柏との対戦にあたり、鬼木達監督は「攻守において、怖がることなく自分たちからアクションを起こせれば、相手の長所とも勝負できる。失うものはないし、どの相手に対しても、チャレンジャーであり続けることがすごく重要」と見据えた。

 柏のホームで行われた前半戦の対戦(第5節)では、FWレオセアラのハットトリックで3―1で勝利。無敗だった柏に土をつけたが、DF植田直通は「すごくいいチームだと思った」と当時を振り返り「今の状況はまた違うと思うので、お互いにどれだけ成長したかを見せる試合になる」と力を込め、必勝を誓った。

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