レアル・マドリードのロドリゴ photo/Getty Images
レアルでは序列低下
レアル・マドリードとバルセロナとの間の移籍は、両クラブの強烈なライバル関係から禁断の移籍と称されている。2000年にバルセロナからレアルへ移籍したルイス・フィーゴは、裏切り者として未だにバルセロナサポーターの憎悪の対象となっている。
しかし、今年の夏にその禁断の移籍が再び起きるかもしれない。ブラジルメディア『UOL』によれば、バルセロナがレアルのブラジル代表FWロドリゴの獲得を検討しているという。正式オファーの提示といった本格的な動きにはまだ出ていないものの、ロドリゴ側の関係者と接触して関心があることを伝えたとも同メディアは伝えている。
ロドリゴのマネージメント会社は、「ロドリゴは現在ブラジルで休暇中であり、レアルとは2028年まで契約が残っている。移籍に関するあらゆる情報は憶測に過ぎない」との声明を『UOL』の取材に対して発表し、移籍の可能性を否定している。
しかし、クラブワールドカップでのシャビ・アロンソ監督による同選手の起用法を見る限り、彼の序列がチーム内で低下していることは明らかだ。同大会でレアルは計5試合を戦ったが、そのうちロドリゴが出場したのは3試合、出場時間の合計は僅か92分だった。
この傾向はフランコ・マスタントゥオーノやゴンサロ・ガルシアら新戦力の若手が加わることで今後より顕著になる可能性が高く、それに比例して移籍に関する報道もさらにヒートアップしていくだろう。