『ESPN』は13日、マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリン監督が、スタッフのUEFAヨーロッパリーグ決勝のチケット代を自費で負担したと報じた。

21日、ユナイテッドはスペイン、ビルバオにてEL決勝トッテナム戦を迎える。

プレミアリーグでは絶不調に陥るチームにとって、タイトルと来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権をかけた重要な一戦となる。

しかし、ユナイテッドの経営陣は現在コスト削減を進めており、その一環として、スタッフに対しては試合のチケット2枚を「購入可能」とするだけで、チケットの無償提供や旅費の支援は行わない方針を取っているという。

この状況を知ったアモリン監督は、クラブを支えてきたスタッフの努力に報いるため、自ら費用を負担することを決断。関係者によれば、指揮官はスタッフ1人につき最大2名までの家族・友人の同伴も可能になるように手配を行ったそうだ。

また同メディアは、比較対象としてチャンピオンズリーグ決勝に進んだPSGの対応を紹介。PSGは先週、決勝に向けて600人のスタッフを自費で招待することを発表しており、ユナイテッドの方針とは対照的な対応を見せていると報じた。

重要な一戦を前に、男気を見せたアモリン監督。果たしてチームはその思いに応え、勝利を手にすることはできるだろうか。

編集部おすすめ