2021年からプレミアリーグの強豪アーセナルでプレーしてきた日本代表DF冨安健洋。
そうしたなか、クラブは4日に相互合意のもとで冨安との契約を解除したと発表した。
近年多くの怪我に苛まれている冨安は、昨季わずか1試合しかプレーできず、現在も膝の再手術からの復帰を目指している段階。
アーセナルは「残念ながら、過去2シーズンは怪我の影響で出場機会が限られており、昨シーズンはわずか1試合の交代出場にとどまった。そのため、トミがキャリアの新たな章をスタートできるよう、契約を打ち切ることで合意に至った」と説明している。
冨安もこのような声明を出した。
「4年間という忘れられない時間を過ごしたこの素晴らしいクラブと別れる時が来た。
もちろん、伝えたいことはたくさんあるけれど、一番は、皆が僕に与えてくれた愛への感謝の気持ち。
チームメイト、ミケル(・アルテタ監督)、コーチングスタッフ、サポートスタッフ、このクラブで支えてくれた皆とともに過ごせたことは本当に幸せだった。
エミレーツでの初日から、赤と白のユニフォームを着る全ての瞬間まで、このエンブレムを背負たことは本当に光栄だった。
サポーターの皆さん、ピッチ内外でかけてくれた愛に感謝する。このことは絶対に忘れないし、永遠に心に残るだろう。
チームメイトのみんな、多くの思い出を共有できたことを本当に嬉しく思う。なぜなら、みんなが選手としてだけでなく、人間としても素晴らしいことを知っているから。
新しい章が始まるけれど、僕は永遠にグーナー(アーセナルファン)の一員であったことを誇りに思う。一度グーナーになれば、永遠にグーナーさ。ありがとう、そして良い未来を。トミ 」
このメッセージには多くのチームメイトが反応。イングランド代表MFデクラン・ライスは、「Good luck Tomi」とハートの絵文字付きでメッセージを送っている。
冨安とアーセナルとの契約は来夏まであったが、それを早期に打ち切ったことは現地でも「衝撃」として伝えられている。