2022年ワールドカップで日本代表と対戦した中米コスタリカ。

同国1部のムニシパル・リベリアは、所属選手リカルド・ペーニャの弟であるランディが亡くなったと訃報を伝えた。

20歳のリカルドは、コスタリカのフル代表経験もある選手。

『La Teja』は、「コスタリカの有望株が射殺される。新たな暴力事件が、コスタリカのスポーツ界を悲しみに沈めている。コスタリカサッカー界は、最も将来有望な選手の一人を失った悲しみに暮れている。恐ろしい銃撃戦は血みどろの現場となり、近隣住民に恐怖を与えた」などと伝えていた。

19歳のランディもコスタリカのユース代表経験がある有望な存在だったという。

銃撃事件は30日に東部リモン州の公道で起きた。連れの男性と一緒にいたランディに男数人が近づくといきなり発砲。頭部、腹部、左腕を撃たれたランディはその場で死亡した(連れの男は脚を負傷)。

才能とポテンシャルを持った有望な選手だったため、その死はピッチ内外で彼を知る人々に深い悲しみを与えているとのこと。兄リカルドは忌引きでチームを離脱したとも。

事件が起きたリモンでは近年、犯罪組織間の抗争や報復によって深刻な打撃を受けているそうで、当局は組織犯罪の可能性も否定していない。

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