元スペイン代表DFジェラール・ピケが2022年に立ち上げた7人制のサッカーリーグ「キングスリーグ」。
日本の有名配信者である加藤純一氏は、ピケが主催する「キングスワールドカップ」に参戦することになった。
メキシコで開催される「キングスワールドカップ」に出場するのは全32チームでスイス方式のトーナメントで争われる(引き分けはなし)。
1日目のラウンド1では全チームが1試合を戦う。1日目に勝ったチームは、2日目に勝ったチーム同士で対戦し、そこで2勝となったチームは決勝トーナメント(ラウンド16)に進出。
1日目に負けたチームは2日目に負けたチーム同士で対戦。2敗となった時点で敗退が決まる。1勝1敗となった残りのチーム同士が敗者復活戦で対戦し、勝ったほうが決勝トーナメントに進む。
決勝トーナメントのラウンド16では、2勝で勝ち上がったチームと敗者復活組が対戦。そこから準々決勝、準決勝、決勝と行われ、優勝したチームには賞金が贈呈されるとのこと。
そして、試合のルールは「エンタメ」要素がかなり強いものになっている。
試合時間は20分ハーフの計40分。試合前にランダムで選ぶ「シークレットカード」が6つ用意されている。
シークレットカード
コーチ(監督?)が試合前にSpotifyシークレットカードをランダムに選ぶ。このカードは38分(後半18分)までに使用可能。
・ダブルゴール(次の4分間、チームによるゴールの点数が2倍になる)
・出場停止(次の4分間、相手チームの選手を1人出場停止にさせる)※GK以外
・ペナルティキック(通常のPKと同様)
・シュートアウト(ボールがフィールドの中心に置かれ、選手は5秒以内にGKとの1vs1を実施)
・スタープレイヤー(コーチにより選ばれた選手が決めた最初のゴールの点数が2倍になる。その選手はアームバンドの装着により識別される)
・ジョーカー(上記全てのカードあるいは相手チームのカードを奪い使うことができる)
加藤氏は「ジョーカーカードは強すぎだろ!引くしかない」と話していた。
プレジデントとして参加する加藤氏は、普通のプレーにはかかわらない。ただ、自らPKを蹴る「プレジデントペナルティ」がある。
プレジデントペナルティ(PK)
プレジデントは試合5分~18分、あるいは20分~38分の間にペナルティキックを実施することができる。プレジデントがグラウンドに不在の場合はチームから1名選びPKを主張することができる。
加藤氏は「(PKを)蹴ります、やります、練習します」と宣言していた。
そして、試合中のルールも特殊なものなっている。
・試合開始
サンタ―サークルの5メートル上のケージからボールが落とされる。水球のように、選手はゴールラインで待機し、青信号がついたらボールを追いに動く。ボールのポゼッションを維持するためにバックパスする必要がある。
(キックオフで試合を始めるのではなく、水球のようなスタイル)
・前半0~5分
1vs1とGKで試合開始。
(試合開始時にそれぞれのチームでピッチにいるのは、GKとフィールドプレイヤー1人の2名だけ。前半5分までに1分おきに1名ずつ選手が追加されていく)
・前半5分~(これ以降、チームは選手交代が可能)
・前半18分(前半残り2分)
スタンドからゲストがサイコロを投げ、その数字に基づき、残り2分間のチームの選手数が決定される。サイコロの数字とフィールドプレイヤーの人数は以下の通り(6の代わりにキング)。
キング:1人vs1人(GKつき)
1:1人vs1人(GKなし)
2:2人vs2人
3:3人vs3人
4:4人vs4人
5:5人vs5人
サイコロにより決定された人数の選手がゴールラインに集まり、ボールはセンターに。
・20~38分(後半0~18分)
後半は再度ケージからボールを落とすところから開始。前半とは異なり、14人の選手は開始と当時にプレー(1人ずつ追加ではない)
・38~40分(後半ラスト2分)
ダブルゴール
後半最後の2分間に決まったゴールは2点としてカウントされる(ただし、その時点で試合が同点でないときに限る)※負けている側の逆転要素
ゴールデンゴール
試合がその時点で同点だった場合、最初にゴールを決めたチームの勝利となる。
・40分経過して同点だった場合はPK戦
各チームが5回のPKを行う。それでも同点の場合は片方がPKを決め、片方が外すまで続ける。
・ペナルティ(罰則)
イエロカードは2分間出場停止。レッドカードは退場(カード提示の5分後に別の選手が試合に参加できる)。
特殊ルールや逆転要素などエンタメ性がかなり高いものになっている。
ピケは「ジュンイチ、こんにちは。キングスワールドカップで待っています」と日本語で加藤氏にメッセージを送っていた。