
先日最終節が行なわれ、マンチェスター・シティの4連覇という結果で幕を閉じたイングランド・プレミアリーグ。
今回は『Squawka』から「今シーズンのプレミアリーグで最も過小評価された選手たち」をご紹介する。
ジョーダン・ピックフォード
クラブ:エヴァートン
ピックフォードはイングランド代表のナンバー1GKでありながら、その地位がふさわしいのかどうか疑問視するファンが多い選手だ。確かにこれまでエヴァートンと代表でのパフォーマンスには差があった。
しかし今季はそうではない。エヴァートンは今季のプレミアリーグで4番目に失点数が少なく、51ゴールしか許していない。ピックフォードもセーブ数で7位、阻止ゴール数で5位にランクインしている。
ドウグラス・ルイス

クラブ:アストン・ヴィラ
正当な評価を受けていないわけではないが、今季はチームメイトの影に隠れているように見える。ジョン・マッギンやユーリ・ティーレマンス、エミリアーノ・マルティネスらが目立っている。
ただ今季のヴィラの選手の中でもビッグチャンス創出数で4位、タックル数で2位、インターセプト数で3位、ファイナルサードパス成功数で1位、スルーパス成功数でも1位、ロングパス成功数も1位である。
パスカル・グロス

クラブ:ブライトン
攻撃的MFとしてブライトンでのキャリアをスタートさせたドイツ人選手。しかしそれから徐々にポジションを増やし、ボランチや右サイドバックでもプレーできる応用力を備えた。
ロベルト・デ・ゼルビ監督の下で活躍した彼はプレミアリーグで10アシストを記録しており、これはオリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ)とコール・パーマー(チェルシー)に次ぐリーグ3位。また100以上のチャンスを作ったわずか3人の選手のうちの1人である。
ジェームズ・タルコフスキ

クラブ:エヴァートン
今季のエヴァートンは8ポイントの減点さえなければもっと上位でシーズンを終えたはずであり、苦戦の原因は攻撃面の不調だ。守備陣は称賛を受けており、ジャラッド・ブランスウェイトがイングランド屈指の選手に成長できた。
しかしその横でプレーしていたジェームズ・タルコフスキもリーグ全試合に出場し、インターセプト数やディフェンスサードでのボール奪取数、クリア数、空中戦勝利数などでトップ。クリア数に至ってはプレミアリーグ全体でも2位であった。
レアンドロ・トロサール

クラブ:アーセナル
アーセナルは2シーズン連続でプレミアリーグ優勝に近づいた。選手の多くが称賛を受けているなかで、忘れられがちなのがレアンドロ・トロサールだ。他の選手が調子を崩していたときや重要なタイミングでこそ結果を残した選手である。
今季プレミアリーグでの12ゴールのうち、5ゴールが先制点で4ゴールが決勝点。90分あたりの平均得点率も0.66と、アーセナルで最も高い数字であった。
エズリ・コンサ

クラブ:アストン・ヴィラ
ウナイ・エメリ監督が率いたアストン・ヴィラの中であまり注目されていない26歳のディフェンダー。彼は今季怪我人の影響もあってセンターバックから右サイドバックにコンバートされ、そこで活躍した。
守備的な選手である彼はタックル数、クリア数、空中戦勝利数でチーム3位の記録を持つほか、インターセプト数では1位に。さらにクラブのどの選手よりも多くのパスを成功させている。
モイセス・カイセド

クラブ:チェルシー
今シーズンのプレミアリーグで苦しんだチェルシー。1億ポンド以上の移籍金でブライトンから獲得されたモイゼス・カイセドもかなり大きな批判を受けたものの、決して彼は低調だったわけではない。
彼はプレミアリーグで91回のタックル成功数を記録しており、チェルシーで最も多いものだった。またインターセプト数と中盤でのボール奪取数ではチーム2位。パス試行数とパス成功数でも3位であり、そのプレーはかなりの影響力を発揮していたといえる。
アレクシス・マカリステル

クラブ:リヴァプール
どのポジションでプレーしても今季のリヴァプールで重要な存在であったアレクシス・マカリステル。
その中でクラブ最多のタックル数を記録し、インターセプト数、パス試行数、パス成功数、アタッキングサードのパス試行数とパス成功数でチーム2位となっている。ミドルサードでのボール奪取数は99回を記録し、チームでトップであった。