
アルネ・スロット監督が就任した今季のリヴァプールで出場機会を失った日本代表MF遠藤航。
だがカップ戦ではセンターバックとして活躍しており、再び評価を上げつつある。
そこで今回は、同じくMFとDFの両方でプレーした選手たちを見ていきたい。
エムレ・ジャン
所属クラブ:ボルシア・ドルトムント(ドイツ)
ドルトムントでキャプテンを務めるドイツ代表MFエムレ・ジャン。
キャリアを通じて様々なポジションでプレーしてきた選手であり、近年は主にボランチとセンターバックを兼任している。
もともとはバイエルンで育成され、その後レヴァークーゼンでブレイク。2014年からはリヴァプールでプレーしていた。
イングランドでは4シーズンにわたって活躍し、2018年にフリーでユヴェントスへ。ここでは当初活躍したものの後に構想外となり、2020年の冬から母国のドルトムントでプレーしている。
ジョフレイ・コンドグビア

所属クラブ:マルセイユ(フランス)
ジョフレイ・コンドグビアは現在マルセイユでプレーしているMFだ。
フランス代表でのプレー歴もあるが、2018年からは自身のルーツである中央アフリカ代表のメンバーとなった。
キャリアではこれまでセビージャやバレンシア、アトレティコ・マドリーとスペインのクラブで多くプレーしてきた。
ベテランとなってからは徐々にポジションを下げており、マルセイユで2年目を迎える今季はセンターバックとしても起用されている。
ネマニャ・グデリ

所属クラブ:セビージャ(スペイン)
ネマニャ・グデリはセルビア代表のベテランMFだ。
プロサッカー選手だった父ネボイシャが所属していたオランダのNACブレダで育成され、トップチームでは後に指揮官となった父のもとでもプレーした。
その後AZではエールディビジで二桁ゴールをマーク。2015年に加入したアヤックスでも活躍したが、一年半後に中国へと渡った。
スポルティングCPを経て2019年からはセビージャでプレー。近年はセンターバックとしても出場機会を伸ばしている。
アクセル・ヴィツェル

所属クラブ:アトレティコ・マドリー(スペイン)
今月で36歳となったベルギー代表MFアクセル・ヴィツェル。
母国では10代から台頭し、ポルトガルのベンフィカを経て2012年にゼニトへ。ロシアでその評価を大きく高めた。
中国移籍を経て2018年からはドルトムントでプレー。ここでは深刻な負傷にも見舞われたが、ほとんどのシーズンで主力として活躍した。
2022年にアトレティコ・マドリーへ加入。それまでは中盤の選手だったが、スペインではセンターバックとしても活躍。昨季は完全にDFへとコンバートされた。
オーレリアン・チュアメニ

所属クラブ:レアル・マドリー(スペイン)
ボルドーで育成されたフランス代表MFのオーレリアン・チュアメニ。
2020年に加入したモナコでは欠かせない主力として活躍しブレイク、2022年に高額な移籍金でレアル・マドリーへ加入した。
当初は本職である守備的MFとして活躍していたが、昨季はチーム事情もあって最終ラインを任される場面もあった。
今季もここまで両ポジションで起用されており、チームにとって貴重な存在であることに疑いの余地はない。