1993年5月15日に発足したJリーグは今年で32年周年を迎えたことを記念して、「Jリーグチップス(選手カード付)」を復刻させた。

復刻版では、J1・J2・J3全60クラブから各クラブ3名ずつ、計180選手に加え、1990年代の黎明期を支えたレジェンド選手35名など全220種が登場。

「復刻版Jリーグチップス」は一般販売なし。5月17日(土)、18日(日)に開催されるJ1~J3の各スタジアムにて来場者に合計33,000袋配布される(J1:各2,000袋、J2:各1,000袋、J3:各300袋)。

そうしたなか、Jリーグ公式YouTubeチャンネルは、カズこと三浦知良や北澤豪、福田正博、本並健治ら日本代表レジェンドたちのインタビューを公開。

当時ヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)でカズと同僚だった北澤さんは、こんな話も。

「当時のJリーグチップスだと、カズさん、カードが少なかったでしょ。出る確率。

たぶん、カズさん、制限してたと思う、自分で。『俺を少なくしろよ!』って言ったと思う。結構、希少なカードだった。当時はカズさん、なかなか出ないって言われてたんですよ」

一方、カズ本人は復刻された自身のJリーグチップスカードを見て、こう語っていた。

「懐かしいですね、プロフィールが当時のまんまなんですね。ありがとうございます!嬉しいです。

Jリーグチップスは買ったことないですね、でも、よく言われたのは、『カズさんのカードがなかなか出ない』っていうことを色んな所で言われましたね」

北澤さんはカズが枚数を制限していたと感じていたようだが、本人の口調的にはそういうことはなさそうだ。

なんでも、今回の復刻版では、いまだ現役のカズだけ特別なキラカードがあるそう!

58歳になったカズは、今季JFLのアトレチコ鈴鹿クラブでプレーしており、盟友である北澤さんはこうも語っていた。

「なんのためにこの人はブラジルから帰ってきたと思います?Jリーグが始まるので国立を満員にするためにブラジルから帰ってきたわけじゃないですか。それを実現した男ですよ。

この人がいなかったら、Jリーグはあそこまで盛り上がらなかったというのもあると思うんですけど。いまもやってますから!そろそろ年金を貰う年齢なのにまだやってますからね。ありえないよね」

年金は原則65歳から受け取るが、希望者は60歳から繰り上げて受給できる(その分減額される)。

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