かつてリヴァプールで期待される存在だったジョーダン・アイブ。ウィコム時代に弱冠15歳でゴールを決めると、16歳でリヴァプールに引き抜かれた。

ただ、期待されたような活躍はできずにリヴァプールを退団。2019年には倉庫に車で突っ込む事故を起こし、その後、うつ病を患っていることを明かした。

29歳になったアイブは、『Guardian』のインタビューで幼少期に経験したショッキングな体験を初告白した。

12歳だった2008年、母から行くことを禁じられていた公園にサッカーをしに行った際、友人が心臓を刺されて数週間後に亡くなる事件に遭遇したそう。

「自分はバターナイフさえ見たことがなかった。目の前であんなことが起こるなんて 友人はあんな人生になるはずじゃなかった。

違う学校の制服を着ていたので刺された。自分はそれを見て、公園を飛び出し、家に走って帰った。ニュースで防犯カメラに映る自分の姿を見たのを覚えている。

どうすればいいのか分かるはずもない。母に言うつもりはなかった。だって、自分はそこにいるはずじゃなかったから。

母は僕があの死を目撃したことを知らなかった。母に話したのは数年後のこと。

もう少し大きくなってから、ようやく理解できた。学校のケンカに巻き込まれたこともなかったのに、あんなことを目撃した。

一生忘れられない出来事なのに、一切話したことはなかった。あれほど幼かったら、あんなトラウマを処理できるはずがない」

また、20歳当時には山刀と銃で武装した2人組に強盗される被害にも遭っている。

現在、アイブは英下部のノンリーグでプレーしているが、複数クラブからオファーがあるとのこと。

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