強豪リヴァプールで日本代表MF遠藤航とともにプレーしていたポルトガル代表FWディオゴ・ジョタ。

7月3日にスペインで起きたランボルギーニが大破する事故により、弟アンドレ・シウヴァとともに亡くなった。

28歳のジョタには、妻と3人の幼い子供がいたこともあり、サッカー界は大きな悲しみに包まれた。

そうしたなか、ポルトガル代表は9月に行うW杯予選に向けたメンバーを発表。

ジョタがつけていた背番号21は、MFルベン・ネヴェスが受け継ぐことになった。

『Record』によれば、ロベルト・マルティネス監督はその経緯をこう説明していたそう。

「本人が話すべきだが、彼はジョタの親友だった。だから、これは遺族による決断だ」

ネヴェスはジョタと同じ28歳。盟友が亡くなった後には「君が遠く離れていても、僕たちのことを思い、待っている間、僕は君がいつもそばにいてくれるようにする。君の家族が何一つ欠けることなく過ごせるように。今日から君は僕と一緒にピッチへ足を踏み入れ、出会ったあの舞台でともに歩んでいく」とのメッセージをSNSに投稿していた。

ネヴェスは遺族からジョタの背番号を受けついてほしいと託されたようだ。

マルティネス監督は「ジョタの不在は、チームの結束とモチベーションの源となるだろう。彼はW杯優勝を望んでいたし、我々はその夢を実現するためにここにいるからだ。

ジョタの背番号21はネヴェスに渡り、我々全員とともにある」とも話していた。

ポルトガルは6日にアルメニア、9日にハンガリーと対戦する。

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