バルセロナに所属するスペイン代表MFフェルミン・ロペスが、自身の将来について重大な決断を迫られているようだ。28日、スペイン紙『マルカ』が報じている。


 現在22歳のF・ロペスはバルセロナの下部組織“ラ・マシア”出身。昨シーズンは公式戦通算46試合で8ゴール10アシストを記録し、国内3冠獲得に貢献した。

 そんな同選手に対して、チェルシーが獲得に関心を寄せている。以前からマンチェスター・ユナイテッド所属のアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョや、ライプツィヒのオランダ代表MFシャビ・シモンズへの関心が伝えられてきたが、新たなターゲットとしてF・ロペスの名が浮上した。

 『マルカ』によると、チェルシーは約5800万ユーロ(約99億円)の移籍金を提示する準備があるようだが、現時点で正式オファーは提出されていない模様。一方でバルセロナはF・ロペスを非売品とは位置付けておらず、移籍金として7000万ユーロ(約120億円)を要求する構えを見せているという。クラブの財政事情や戦力バランスもあり、去就は流動的な状況にあるようだ。

 さらに、F・ロペスは48時間以内に去就に関する最終決断を下すように求められていたが、28日中の意思表示は難しいとされている。もし、バルセロナ残留を表明していれば、28日に行われるファンミーティングを欠席することはなかっただろうとも分析されており、移籍も選択肢に入っているのではないかとの見解も示されている。

 バルセロナ残留か、それとも新天地挑戦か。移籍市場終盤に入り、F・ロペスの決断の行方にも注目だ。
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