サッカーの歴史上最も「汚かった」ヒールな8名
サッカーの歴史上最も「汚かった」ヒールな8名

サッカーにおいて消えつつある技術の一つが「見えないところでダーティなプレーをする」こと。VARが普及したことによって、それらが審判の目に見えてしまう時代になったからだ。

今回は『Planet Football』から「近年のサッカー界で最もクソ野郎だったダーティーな選手たち」とご紹介する。

イェンス・レーマン

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主な所属クラブ:シャルケ、ミラン、アーセナル、ボルシア・ドルトムントなど

国籍:ドイツ

アーセナル時代は特に、彼はピッチ上での「火種」であった。乱闘のようなことがあれば必ず彼が絡んでおり、ゴールマウスを離れてその中心に介入してくる。そんな情熱を備えたゴールキーパーだった。

必要以上にダイビングをしてみたり、相手を煽ったり、試合をヒートアップさせることにかけては名人でもあった。またチームメイトのGKに対するライバル意識も高く、GKのマヌエル・アルムニアとは非常に険悪な仲だったという。

ぺぺ

サッカーの歴史上最も「汚かった」ヒールな8名
サッカーの歴史上最も「汚かった」ヒールな8名

主な所属クラブ:ポルト、レアル・マドリー

国籍:ポルトガル

シンプルに「怖い」選手だったぺぺ。ポルトとレアル・マドリーで活躍した彼は、相手を傷つけるかどうかの瀬戸際でディフェンスを繰り返す達人であった。

ときには狂ったようなタックルで相手を破壊するようなプレーをしたかと思えば、逆にちょっと触られただけでも吹っ飛んでレフェリーの方を見ることもあった彼のプレーはまさに「劇場」だった。

マルコ・マテラッツィ

サッカーの歴史上最も「汚かった」ヒールな8名
サッカーの歴史上最も「汚かった」ヒールな8名

主な所属クラブ:ペルージャ、インテルなど

国籍:イタリア

伝説的な2006年ワールドカップの決勝戦。ジネディーヌ・ジダンを汚い言葉で挑発したことによって頭突きを喰らった。そしてライバルを退場に追い込んだ。

それはまさにマテラッツィのプレースタイルを象徴している。ハードなタックルと言葉で相手のメンタルを削り、試合に勝つためならあらゆる手を試してくる。それが彼の真骨頂だった。

セルヒオ・ラモス

サッカーの歴史上最も「汚かった」ヒールな8名
サッカーの歴史上最も「汚かった」ヒールな8名

主な所属クラブ:セビージャ、レアル・マドリーなど

国籍:スペイン

セルヒオ・ラモスはスペインのレジェンドであり、そのプレースタイルはまさに闘士そのものだった。あらゆる汚い手段をいとわず、勝利のためにすべてを捧げた。

そして危ういプレーもありながらも重要な試合では自らゴールを決めるなど活躍し、ピッチ上でカリスマ性を発揮した。

チアゴ・モッタ

サッカーの歴史上最も「汚かった」ヒールな8名
サッカーの歴史上最も「汚かった」ヒールな8名

主な所属クラブ:バルセロナ、インテル、PSGなど

国籍:イタリア

バルセロナのユースで育ったブラジル出身のイタリア代表選手であるチアゴ・モッタ。卓越した技術を備えたプレーメーカーであったが、その反面そのプレースタイルはダーティーでもあった。

対戦する相手に対しての激しいタックルは彼の代名詞の一つであり、挑発的な行動に出ることもあった。勝利のためにあらゆることを行うことができる勝負師だったといえる。

セルヒオ・ブスケツ

サッカーの歴史上最も「汚かった」ヒールな8名
サッカーの歴史上最も「汚かった」ヒールな8名

主な所属クラブ:バルセロナ、インテル・マイアミ

国籍:スペイン

前述のチアゴ・モッタとチャンピオンズリーグ準決勝で対戦した際、レッドカードを受けてしまったセルヒオ・ブスケツ。相手のダーティーなプレーに苦しめられる選手でもあった。

ただ、バルセロナのアンカーとして長く存在感を示した彼も、守備面では非常に意図的なファウルを上手く使った選手であった。難しい局面で巧みにダーティーなプレーを使っていた。

マルク・ファン・ボメル

サッカーの歴史上最も「汚かった」ヒールな8名
サッカーの歴史上最も「汚かった」ヒールな8名

主な所属クラブ:PSV、バルセロナ、ミランなど

国籍:オランダ

近年のサッカー界において「最大の壊し屋」といえるファン・ボメル。中盤でファウルぎりぎりのタックルを駆使し、対戦する相手のモチベーションを削りまくった。

ライバルのいい選手のメンタルとフィジカルを破壊することによって自身のチームを有利にすることにかけては、当時世界でもっとも優れていたクラッシャーだった。

ディエゴ・コスタ

サッカーの歴史上最も「汚かった」ヒールな8名
サッカーの歴史上最も「汚かった」ヒールな8名

主な所属クラブ:アトレティコ・マドリー、チェルシーなど

国籍:スペイン

アトレティコ・マドリーとチェルシーでタイトルを導いた名ストライカー。

そのプレースタイルはまさに「狂犬」そのものであった。

ゴールを奪うための技術だけでなく、対戦するディフェンダーに対しての挑発行為や見えないところでの暴力行為で自身のペースに引き込んでしまう。それは誰よりも勝負の行方にこだわる男のダーティさであった。

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