
先月19日、大谷翔平らが所属するメジャーリーグ・ドジャース戦で始球式を行った元スペイン代表DFセルヒオ・ラモス。
無事、キャッチャー役を務めたキケ・ヘルナンデス相手にノーバウンド投球を決めた。
この日のセルヒオ・ラモスはカジュアルながら、Off-WhiteのシャツにRick Owensのハーフパンツ、Christian Diorのスニーカーなどハイブランドの数々のアイテムを全身にまとって登場。総額ではおよそ50万円ほどと推定される。
公式Instagramでその様子をおさめた写真は「39のくせにかっこよすぎだろ」などと賞賛するコメントが相次いだ。
とりわけ注目したいのがRick Owensのハーフパンツだ。Bela Pantsと呼ばれているタイプのアイテムで、始球式の写真でも膝まで「紐が垂れていた」。
これは、ウェスト部分の調整する紐(ドローストリング)で、通常のファッションであれば、これは結ぶもの。「だらしない」「何故垂らすの?」と見る向きもあるかもしれないが、Rick Owensファンの間では「Rickのひもは垂らす」のが粋とされている。
ドローストリングの長さもかなり長めにとられている。

Rick Owensのアイテムはスニーカー等でも紐が長い、太いなど独特なものが多い。ファッション性が高い一方で、その紐や股上の深さがあだになり運動をする際に動きやすいとはいえず注意が必要だ。
セルヒオ・ラモスは、ボールを投げる時でも紐を垂らしたままでしかもノーバウンド投球と恐ろしい身体能力の健在ぶりを見せた。現在は、メキシコのモンテレイで活躍するセルヒオ・ラモス、まだまだ現役生活を謳歌してほしい。