クロアチア1部ハイドゥク・スプリトに所属する元クロアチア代表DFフィリップ・ウレモヴィッチはJ1川崎フロンターレへの移籍が迫っているようだ。セルビアの複数メディアが報じた。

同国メディア『24sata』は21日、ハイドゥクの元クロアチア代表DFのもとに日本とサウジアラビアからオファーが届き、「ウレモヴィッチがハイドゥクを去るのは時間の問題だ」と伝えていた。

同メディアによると、日本のチームが移籍金150万ユーロ(約2億5800万円)のオファーを提示し、サウジアラビアのチームはこれより少し高い移籍金を支払うつもりだったという。

その後、現地メディア『Nogometne Vijesti』が「ウレモヴィッチが川崎と契約し、クラブ史上初のヨーロッパ出身の選手となる」と報じた。

だが、実際には元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスやオランダ出身のDFファンウェルメスケルケン際らがいる。

現在28歳のセンターバックは、クロアチア2部ツィバリア・ヴィンコヴツィでプロデビューすると、同国1部の名門ディナモ・ザグレブでプレーした後、スロベニア1部NKオリンピアでブレイク。

ロシア、イングランド2部でのプレーを経て、2023-24シーズンにはドイツの古豪(同国2部)ヘルタ・ベルリンにも所属した。母国に復帰した昨季は公式戦37試合に出場して3得点を記録している。

2020年にクロアチア代表デビューを果たし、ここまで通算6キャップを記録している。

ウレモヴィッチはすでにチームメイトに別れを告げて、スプリトを離れており、近日中に正式に契約を結ぶとのこと。これまで多くのブラジル人選手が活躍してきた川崎で、東欧出身のセンターバックが実力を証明する。

編集部おすすめ