2026年W杯予選を世界最速で突破した日本代表。
今月行われたメキシコ、アメリカとの連戦は、1分1敗に終わった。
一方、韓国は、同じメキシコ、アメリカ相手に1勝1分と勝ち越している。
その韓国代表で初のドイツ系選手として話題になっているのが、イェンス・カストロプ。
ドイツ人の父と韓国人の母のもとにドイツで生まれた22歳のMFだ。U-21ドイツ代表経験があったが、「韓国史上初の二重国籍の男子代表選手」になった。
彼はこの夏にドイツ2部ニュルンベルクから、ドイツ1部のボルシアMGへ移籍している。
そのカストロプは、韓国代表デビューとなったアメリカ戦で27分プレーし、メキシコ戦には45分出場。
そうしたなか、元韓国代表FWイ・チョンスがカストロプに言及した。
44歳のイ・チョンスは韓国代表として78試合に出場した元スター選手で、ビッグマウスな悪童的キャラクターでもあった。
2010~2011年には大宮アルディージャ(現RB大宮アルディージャ)でプレー。その後、韓国に戻った後に暴行事件を起こしたこともある(書類送検)。
韓国紙『Newsis』によれば、イ・チョンスは、自身のYouTubeチャンネルで、カストロプについてこう語ったそう。
「イェンスは外国人だ。
彼はクラブでは4バックでプレーしているので、代表の3バックに少し戸惑っていた。彼はウイングバックとしても起用できる。うまく合えば、代表にフィットするかもしれない。ウイングバックは韓国にとって脆弱なポジションだからね。
イェンスには実績がある。ブンデスリーガでプレーしていることから、Kリーグの選手より優れていると見る向きもある。しかし既存の選手と比較する際には冷静な評価が必要だ。
(クラブで)インターナショナルマッチウィーク後に出場機会を得られなければ終わり。今後はさらに集中する必要がある。
彼は韓国を選んだ若者。
冷静に現状を分析していたようだ。カストロプは、現在ボルシアでは控えとなっており、代表戦後のブレーメン戦では出番がなかった。
韓国は10月に日本と同じようにパラグアイ、ブラジルとの親善試合を行う。