かつて高校サッカーの名門である青森山田高校で10番を背負った檀崎竜孔。
Jリーグでプレーした後、2023年からはオーストラリア1部Aリーグのウェスタン・ユナイテッドでプレーしていた。
そうしたなか、『news.com.au』や『ESPN』などは「檀崎と平山勇太、メルボルンのサッカー選手2人が賭博詐欺で起訴された」と報じた。
「元Aリーグ選手の檀崎は、賭博詐欺の罪で月曜日にメルボルン治安判事裁判所に出廷した。
25歳の檀崎は、4月に行われたウェスタン・ユナイテッド対シドニーFCの試合で、競り合いのボールに飛び込み、警告を受ける方に6.50ドルのオッズで賭けていたとされる。
昨シーズン末に契約満了となるまでウェスタン・ユナイテッドで49試合に出場した日本人選手は、賭博の結果を不正に操作する行為に関与した罪、不正行為を幇助した罪、不正行為に関する情報を賭博に利用した罪を含む、10件の罪で起訴された。
起訴状によると、警察側は檀崎が5月9日に故意にイエローカードを受け、5月3日の試合でもイエローカードを受けようとしたが失敗したとしている。
賭博不正に関与したとされるもう一人の選手、27歳の平山も月曜日に出廷。
賭博目的で不正行為情報を利用した11件と、賭博の結果を不正に操作する、または不正に操作する可能性のある行為を幇助した4件を含む16件の罪で起訴された(18件という情報も)。
クイーンズランド州のクラブで数年間プレーした後、昨シーズンはベイサイド・アルゴノーツでプレーした平山に対する起訴状によると、警察は、平山は檀崎がイエローカードを受けるという内部情報を得て、ウェスタン・ユナイテッドの3試合に11回の賭けを行ったとしている。
平山は、4月から5月にかけて檀崎がイエローカードを受けた試合に賭け、1.7万ドル(250万円)以上の利益を得たとして告発されている」
また、「2人はイエローカードに関連する不正賭博で1.8万ドル(265万円)以上を得たとされる」とも。
両者は未だ正式な罪状認否を行っておらず、保釈中とのこと。