日本代表MF遠藤航が所属するリヴァプールは、15日にホームで行われたボーンマスとのプレミアリーグ開幕戦に4-2で勝利し、連覇に向けて好スタートを切った。

ただ、リヴァプールは、アンフィールドでの試合中に人種差別的な行為があったとして、それを非難しつつ、警察の捜査に協力するとの声明を出していた。

この試合で2ゴールを決めたボーンマスのFWアントワーヌ・セメンヨが人種差別的発言を受けたと報告しており、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長も差別的行為を非難している。

『BBC』などによれば、セメンヨに対する人種差別を伴う公共の秩序違反容疑でリヴァプール出身の47歳男が逮捕されたという。

ただ、マージーサイド警察は、「英国でのあらゆるサッカーの試合観戦禁止、指定されたスタジアムへの1マイル(1.6メートル)以内の接近禁止」を条件に男を保釈した。

25歳のセメンヨはロンドン生まれながら、ガーナにもルーツを持ち、2022年からはガーナ代表としてもプレーしている。

対戦したサウサンプトンDF菅原由勢が「あの選手はものすごいですよ。フィジカル、技術、勝負強さというかタフさ。すごい」と唸ったほどの選手。

そのセメンヨは、チームメイトやリヴァプール、審判、そして「サッカーファミリー全体」からの支援に感謝の意を表している。

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