昨年の躍進の裏で大量の問題を抱えていた韓国1部の光州FC。
アルバニア代表FWヤシル・アサニの移籍に関する連帯貢献金の未納問題、補強禁止処分期間中の選手獲得およびリーグ戦・ACLでの「不正登録選手」出場、財政健全化規定の違反そのあまりにずさんな運営体制には、日本国内からも批判が相次いでいた。
そうした中、韓国メディア『スポーツ朝鮮』は18日の済州ユナイテッド戦の試合前に、光州のイ・ジョンヒョ監督への取材を行った。
イ・ジョンヒョ監督はKリーグ屈指の名将としても知られ、近年の同クラブの躍進の立役者の一人ともいわれている。
財政健全化規定問題について問われたイ・ジョンヒョ監督は「率直に言うと、Kリーグのすべての球団で一生懸命働く関係者、監督たちにはとても恥ずかしく、申し訳ない」と謝罪の言葉を述べた。
ただクラブ側から改善案など今後のプランが提示されたか、という記者の質問に対しては「ない」とした上で現在のクラブの運営体制に疑問を呈する様子も見せた。
「その点が残念だ。たくさん変わってほしい。この球団で2022年から働きながら、クラブの問題についてずっと話し合ってきた。 変わればいいのですが、そういう部分が残念です。今回のことをきっかけに変化があればいいし、悪いことをした場合は制裁を加え、今後はこのようなことが起こらないようにしたい」
また、J1神戸との対戦でも大きな問題となった不正登録選手の出場問題に関して、国内の複数クラブから異議申し立てが行われている点について問われると「当然のことだと思う。お互いに生き残るためにスタジアムで争う立場だ。私は当然異議申し立てをするのが正しいと思う」として、異議申し立てを行った他クラブの姿勢に理解を示した。
チームの躍進を支えてきた名将も語るクラブ改革の必要性。