ケニアリーグでゴールキーパーとして活躍した若手選手のエリック・ワフラが、暴徒によって集団暴行を受けて死去したとのこと。

エリック・ワフラは「ジャゴール」の愛称で知られた選手で、マサレFCでプレーしたあと、地域のリーグでサッカーを続けていたとのこと。

『Legit』によれば、彼とその友人は町中で他人のスマートフォンをひったくりしたところ、それに怒った周囲の一般人から集団暴行を受けたという。

石や棒で打撃を受けた彼と友人はその場で死亡し、警察によってナイロビ葬儀場へと運ばれ、「身元不明の成人男性2名」として遺体処理されたという。

それが後にエリック・ワフラのものだと伝えられ、メディアを賑わせることになったようだ。

記事によれば、マサレFCで最高の才能として評価されていた彼であるが、以前もひったくり行為をして集団暴行を受けるなど素行に問題があったようだ。

その際には彼のことを知っていた私服警官が止めに入ったことによって難を逃れていたが、今回は死に至るまでの暴行に発展してしまったそう。

ワフラの友人たちは「彼は地に足がついた謙虚な人物で、もしスポーツに集中していたら間違いなく成功できただろう」と語ったとのこと。

また、知人の証言によれば仕立て屋として働く母親は献身的に彼を支援しており、「彼の母はワフラにできる限りいい暮らしをさせてあげようと、バイクをローンで買ってあげたことすらあった」という。

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