ベルギー1部シントトロイデンから鹿島に完全移籍で加入したDF小川諒也が12日、鹿嶋市内で行われた広島戦(14日・カシマ)に向けた練習後に取材に応じ、意気込みを語った。

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 左サイドバックの即戦力として期待される小川は、「安西選手の穴を埋める部分もありつつ、自分の色をうまく出せたら」と意気込みを語った。

 5月31日のG大阪戦(1〇0)でDF安西幸輝が負傷退場し、左膝前十字靱帯(じんたい)損傷で長期離脱を強いられた。その2日後、緊急補強という形で鹿島は小川にオファーを提示したという。海外でのプレーを続ける意思もあった小川だったが、鹿島からの熱意ある誘いに応えることを決めた。

 「まだ海外でやるか、日本に帰るか迷っている部分もあったが、(強化責任者の)中田浩二さんと話した時に、 すごく自分を必要としてくれて、優勝への思いも聞いて、自分もそのメンバーに加わりたいと思ったので決めました」と決断に至った背景を明かした。

 ベルギーで約1年間フルで稼働し、休息を挟んでの合流となった。「コンディションは上げていかないといけない」と語る一方、けが人の続出で台所事情が苦しいチーム事情もある。小川は「チャンスを演出したり、アシストなどゴールにつながるプレーを見せられれば。チームに勢いをつけたい」と力を込め、“鹿島デビュー”を心待ちにした。

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