インターネットのサイトで女性になりすまし他人に痴漢をさせた男に罰金刑 実行犯は不起訴

 和歌山区検は7月29日、女性になりすまして、インターネットのサイトに痴漢を呼びかける書き込みをし、別の男に痴漢行為をさせたとして、和歌山県迷惑防止条例違反罪で、大阪国税局海南税務署(同県海南市)の伊勢川洋二・上席調査官(49=同県紀の川市粉河)を略式起訴した。和歌山簡裁は罰金30万円の略式命令を出し、伊勢川上席調査官は即日納付した。

 また、和歌山地検は同日、その書き込みを見て、女性に痴漢行為をしたとして、強制わいせつ容疑で逮捕された大阪府岸和田市の男(26)について、不起訴処分とした。金木秀文次席検事は、処分理由を明らかにしていない。

 起訴状などによると、伊勢川上席調査官は4月30日、インターネットの痴漢交流サイトの掲示板に、「ゆい」という女性名で「痴漢してくれる人いませんか」などと書き込み、JR和歌山線・粉河(こかわ)駅から乗車した女性(23)の乗車位置や服装の特徴などを記載。その書き込みを見た別の男に、痴漢行為をさせたとしている。

 県警などによると、伊勢川上席調査官は「当初は男性名で書き込んでいたが返答がなく、女性名で書き込むと反応があり、楽しくなって今回の書き込みをした。以前から女性を電車で見かけ、好きなタイプだった。痴漢されたところを、善良なふりをして助ければ仲良くなれる。一緒にお酒を飲みに行けると思った」などと供述しているという。

 大阪国税局の山本吉伸・国税広報広聴室長は「国民の信頼を損なう重大な事件であり、誠に遺憾。司法当局の判断を踏まえ、組織として厳正に対処する」とコメントした。

 伊勢川上席調査官の罰金刑は当然のこととして、被害女性の感情としては、痴漢の実行犯が不起訴になるとは、釈然としない面があるだろう。
(蔵元英二)

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2013年8月1日の社会記事

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