新日本プロレスジュニア最強戦士決定戦『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.29』(BOSJ)のBブロック初戦、山形・酒田市国体記念体育館大会で、フリーのDOUKIに敗れたGLEATの#STORONGHEARTSに所属しているエル・リンダマンが18日、新日本のシリーズを一時離れて、GLEATの東京・後楽園ホール大会に出場。入江茂弘を挑戦者に迎えて、自身が保持しているG-REX選手権試合を行い、激戦の末、二度目の防衛に成功している。
怪力の入江を相手に勝利を収めたリンダマンに、称賛の声が会場とSNSを通じて多数寄せられている。

 エル・デスペラードに推薦されるような形で『BOSJ』初出場を決めたリンダマンだったが、デスペラードと同じ鈴木軍のDOUKIに初戦で敗戦したのは、精神的にもかなり痛いはずだ。試合後、「あぁ……チャンピオンとして、GLEATのチャンピオンとして挑んだ『BOSJ』、初戦でまず1敗だよ、クソッ……。全部の選手を見て、全部の対策を立ててきたつもりだったけど、今日のDOUKIは、いつものDOUKIじゃなかった。つまりは、今から当たるほかの選手も、今まで以上の力を持ってると。俺の計算違いだ、あぁチキショー」と悔しさを滲ませていた。


 しかし、「だけどな、2つ言いたいことがある。DOUKIとは、ここで終わらせるつもりはないわ。あんだけ俺に突っかかて来て、俺があいつのことコケにしてやってんのに、俺が負けたまま引き下がるわけにはいかないからよ。あと、これ、負け惜しみじゃないけど、『スーパーJr.』、リーグ戦初戦で負けたヤツの優勝確率、知ってるか?90%以上だ。獣神サンダー・ライガーが全勝優勝した、その時以外は、リーグ戦初戦、みんな優勝者は負けてるんだ(ちなみにプリンス・デヴィットも全勝優勝を果たしている)。どういうことかわかるか? (フロアに置いていたベルトを手にして、ポンポンと軽く叩いて)DOUKIには可能性がなくなり、このリンダマンには優勝の可能性がまだ残ってるってことだ。
信じるか信じないかは、あんた次第。東京に帰って、入江茂弘とのタイトルマッチ。GLEATの …そっちでもよかったら、見てくれよな……」と黒星スタートを喫してしまったが、逆にタイトルマッチに向けて気が引き締まったようだ。

 リンダマンは19日には再び新日本に合流、青森・八戸市東体育館大会でティタンとBブロック公式戦第2戦を行う。

(どら増田)