俳優の木村拓哉が主演を務めるフジテレビ系の月9ドラマ「風間公親―教場0―」の初回が10日に放送され、平均世帯視聴率は12.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録。今年スタートの民放連続ドラマの初回では最高の数字となった。


 過去に二度、スペシャルドラマとして放送されヒットした「教場」シリーズを連ドラ化。スペシャルドラマでは警察学校を舞台に、木村演じる冷徹な教官・風間公親が、生徒たちの秘密やトラブルを暴きながら指導する姿を描いた。

 連ドラでは風間が鬼教官になるまでの物語で、バディ役の若手刑事役に赤楚衛二新垣結衣北村匠海白石麻衣染谷将太を投入したが、いざ、放送されると本筋以外に話題がてんこ盛り。

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 まず、番宣で10日放送の同局「ネプリーグ」2時間スペシャルに出演した、同ドラマに出演する俳優の結木滉星が、プレミアリーグ・ブライトン所属のサッカー日本代表・三笘薫の実兄であることを公表。

 そして、木村と親交が深いタレントの明石家さんまが、スペシャルドラマ版2作に続いてサプライズ出演。このところの月9では、初回で主題歌を初披露しているが、今回もシンガー・ソングライターのUruの新曲「心得」をドラマのエンディングでサプライズ放送した。
さらには、俳優の市原隼人内田理央がゲスト出演し、ツイッターのトレンド入りを果たすなど話題になったのだが……。

 「最近のドラマは初回が最高視聴率を記録してその後、伸びないことが大半。これまでのキムタクの主演ドラマの初回と比べてみても、かなり微妙な数字だった。おまけに、初回にいろいろ話題を盛り込んでしまい、ほかの放送回に回さなかったのかが疑問。続々とWEB記事がアップされたが、喜んだのは視聴者よりもネタをもらえた各WEBメディア」(芸能記者)

 第2話以降も話題になるような〝仕掛け〟をしているのか、そして、視聴率がどう推移するのかが注目される。