2019年1月、台湾に住む36歳の女性・ジジ・ウーさんが、登山中に足を滑らせ転落し、死亡した。ウーさんは山の頂上で撮ったビキニ姿のセルフィーを自身SNSに公開し話題になっていた人物。事故が起きた日も、山頂でビキニ姿で写真を撮る計画だったという。ウーさんは1人で台湾の玉山に登っていたが、途中で足を滑らせ渓谷に落下。足を負傷して身動きが取れなくなり、自分で警察に通報した。しかし雪のため救助が難航。
動物とのベストショットを撮ろうとしたが、動物の予想以上の力によって死亡した人もいる。
中国・山東(さんとう)省に住む男性が、セイウチとのツーショット写真を撮ろうとして溺死したと海外ニュースサイト『Deccan Chronicle』が報じた。2016年5月、男性は同省にある野生動物園に訪れ、飼育員の許可を取り、セイウチに接近してカメラのシャッターを切ろうとしたという。
危険なのは動物だけではなく、乗り物も同じだ。
2014年3月には、スペイン・アンダルシア州に住む当時21歳の男性が電車の屋根で写真を撮ろうとして死亡したと海外ニュースサイト『The Local Spain』が報じた。男性は「意外な場所で自撮りをしたい」という思いから、停車中の電車の屋根で自撮りをしようと思いついたという。男性は電車の屋根の上でスマートフォンを構えたが、スマートフォンが高圧送電線に触れて感電。男性は感電のショックで地面に叩きつけられ即死した。死因は感電死だった。
危険な写真は注目を集めやすい。しかしいい写真が撮れそうだからといって、自然や動物を甘く見てはならないだろう。