中国・河南省洛陽市の温泉施設で70℃の湯に落ちた女性客がやけどを負う事故があった。

現地メディアによると、女性客は施設の従業員に案内された湯に足先を入れて温度を確かめていたが、熱いと感じて足を引っ込めようとした際に滑り、湯の中に落ちた。

女性は2秒ほどで出たが、両足の皮膚がはがれるなどの深刻なやけどを負った。

施設によると、女性客が落ちた湯は修理中で、当時の温度は70℃以上に達していた。女性は注意を促す掲示がなかったとして施設に賠償を求めたが、施設側は「女性がうっかり落ちた」「双方に責任がある」などとしてすぐには応じず、女性と家族と話し合うと述べるにとどめた。

双方は現在、協議中だが、女性の医療費はすでに9万元(約190万円)余りに上っており、将来的に店側から補償される可能性があるとしても、今現在の負担が大きくなっている。ネット上でも施設への批判の声が上がっており、「態度が不誠実」「当局が詳しい調査を行うべき」などの意見が出ている。(翻訳・編集/北田)

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