台湾メディアのTVBS新聞網は27日、花見をしようと日本に向かった観光客らが成田空港で大変な事態に遭遇していると報じた。
記事は、「日本は桜の季節を迎え、東京ではこの数日で開花すると予想されている」とし、台湾人を含む多くの外国人観光客が桜を目当てに日本を訪れているとした。
また、ネット上でも同様の体験談が多数共有されており、「桜を見る前に人混みを見た」「1時間並んだけどまだ待ってる」「10回以上訪日した中で一番ひどい混雑」との声も出ていると紹介した。
旅行の達人として知られる傑哥氏は「4月の第1週の6日(日曜日)が(台湾への)リターンラッシュのピークになるだろう。東京は3月30日からの1週間くらいが桜の見ごろなので、この期間は混雑するだろう」との見方を示したという。
記事は、桜の開花に伴い東京のホテルの宿泊料金も1泊2000~3000台湾ドル(9000~1万3000円)から5000~6000台湾ドル(2万2000~2万7000円)と、通常の倍くらいに値上がりしていると紹介。一方で、入国審査・税関申告に時間がかかっていることについては「4月以降、羽田空港(東京国際空港)、関西国際空港、成田国際空港で顔認証技術を活用したウォークスルーゲートが採用される予定で、今後よりスムーズになるだろう」と見通した。
ただし、ウォークスルーゲートの利用には事前に申請をし、パスポート情報や顔写真などを提供しておくことが必要になるため注意が必要とも伝えている。(翻訳・編集/北田)