中国国家エネルギー局は28日に記者会見を開き、中国初の水素エネルギー発展報告書を発表しました。

同報告書によると、2024年における中国の水素エネルギーの年間生産消費規模は3650万トンを超え、世界1位だったということです。

世界全体の再生可能エネルギーの水素製造プロジェクトにおける建設済みで稼働を開始した施設の総生産能力は2024年末時点で年平均25万トンを超えましたが、中国はうち半分以上を占めており、世界再生可能エネルギーの水素製造および関連産業の発展をリードしています。

国家エネルギー局エネルギー節約&科学技術装備司の徐継林副司長によると、2024年の中国全国の水素生産では、陝西省、甘粛省、新疆ウイグル自治区など西北地区や、遼寧省と吉林省と黒竜江省から成る東北地区、北京や天津、内蒙古自治区を含む華北地区における生産の割合が50%を超え、特に内蒙古、山西、陝西、寧夏などでの水素生産量が上位を占めています。また、中国では2024年末時点で累計600件を超える再生可能エネルギー水電気分解水素製造プロジェクトの建設が計画されており、うち建設が始まったプロジェクトは150件を超え、建設を完了した施設の生産能力は約12万5000トンです。施設が集中している西北地区と華北地区の生産能力の合計は建設を完了した全国の施設の生産能力の90%近くを占めています。

報告はさらに、2024年の水素エネルギーの製造、貯蔵、輸送、全チェーン活用における重要技術の重要な達成がなされていると説明しました。大規模な再生可能エネルギーの水素製造プロジェクトが建設され、運営されており、さらに燃料電池自動車の模範となる応用が着実に推進されており、各地に540基以上の水素重点ステーションが建設されたということです。(提供/CRI)

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