中国国営中央テレビ(CCTV)は28日、韓国の主要クレジットカードの延滞率が今年第1四半期(1~3月)に約10年間で最高水準に上昇したと報じた。
記事はまず、韓国・連合ニュースの報道を引用し、第1四半期末の延滞率は、ハナカードが2.15%で2014年12月の発足以来最高となったこと、KB国民(ククミン)カードは1.61%で14年末(1.62%)以来の最高となったこと、新韓(シンハン)カードも1.61%で15年第3四半期(7~9月)末(1.68%)以来の最高となったこと、カード業界関係者が「不景気により特に小規模事業者や自営業者など脆弱な借主を中心に延滞率が上がっている」と話したことを伝えた。
さらに、コリアタイムズの報道を引用し、2月末の国内銀行のウォン建て融資の延滞率(1カ月以上の元利金延滞率)は0.58%で、前月末比0.05ポイント上昇し、18年11月(0.60%)以来の最高水準となったことにも触れ、「この上昇は、内需の低迷と高金利により中小企業や自営業者の資金繰りに大きな負担がかかっていることを浮き彫りにしている」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)