インドネシア東カリマンタン州のカカバン島で中国人観光客の女性が死亡する事故があった。中国の複数メディアが現地メディアの報道を引用して伝えた。

報道によると、事故があったのは今月3日のこと。観光で現地を訪れ、スキューバダイビングをしていた張(ジャン)さん(30)は、海中に落とした自分のカメラ(GoPro)を拾おうと潜水し、行方が分からなくなった。現地の救助隊が捜索したところ、水深87メートルの海底で張さんを発見、3人がかりで引き揚げたが死亡が確認された。張さんの遺体は現地の病院に運ばれ、検査と鑑定が行われているという。

また、現地メディアによると、張さんが落としたカメラもすでに見つかっており、強い水流と格闘する張さんの最後の姿が映っていたという。現在、警察は遺族との連絡を試みており、連絡がつくまでは映像や事故の詳細の公表は控えるとしている。

カメラを拾おうと潜水した中国人女性が死亡、回収されたカメラには最後の瞬間が―インドネシア

中国のネットユーザーからは「身の安全が何より大事」「映えを狙うあまり命を落としたな」「ダイビングは危険なアクティビティー。自然を甘く見てはいけない」「命は一つ。カメラはまた買えばいい」「人生で大事なのは体験。記録は必須ではない。自分の記憶の中に記録しておけばいい」といった声が上がった。

また、「カメラは必ず防水ケースに入れ、フロート(浮き)を付けておくべき」「コメントしづらい。

こういう状況ならスタッフに任せるのがベスト」「残念だ。こういう場合はすぐに近くの指導員に助けを求めるべき」「本当にカメラのために潜ったのか?」「命より重要なものなどないはず。カメラの中に何か重要な資料でもあったのか?」といったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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