「労働節(メーデー、5月1日)」に合わせて5連休となった中国では、のどかな農村でのんびり過ごすことが人気を集めた。
旅行プラットフォームによると、5連休中、これまでは穴場だった県の行政中心地が人気の旅行先となった。
今年の「労働節」5連休は、 それぞれの地域に合わせた独特な消費シーンを打ち出すことに重きを置くというのが、農村消費市場の新たな変化となった。
貴州省綏陽県温泉鎮は鐘乳洞やカルスト地形の資源が豊富で、5連休中は初となる鐘乳洞コンサートが開かれた。鍾乳石が連なる鐘乳洞に音響システムが設置され、音楽そのものの質感を残しながら、鐘乳洞ならではの天然の音響効果で、独特の美しい音色が響き渡った。
このように鐘乳洞を新たな消費シーンに活用している地域が増えており、洞穴図書館や洞穴を探険する撮影旅行、ヴィア・フェラータといった新たな消費業態が次々と登場した。ヘルメットをかぶって必要な道具を装着し、断崖絶壁を登って高さ80メートルの頂上でコーヒーを飲むというスリル満点の格別な体験「崖の上のカフェ」は一気に人気を集めた。
崖の上のカフェの責任者・袁登虎(ポン・デンフー)さんによると、鍾乳洞には毎日たくさんの観光客が訪れ、1日にコーヒー1000杯以上が売れているという。(提供/人民網日本語版・編集/KN)