中国スポーツメディアの直播吧は8日、サッカー日本代表のMF三笘薫(ブライトン)やMF伊東純也(スタッド・ランス)ら欧州組の複数の中心選手が6月のワールドカップ(W杯)アジア最終予選2試合のメンバーから外れる可能性が高くなったとする日本メディアの報道を紹介し、「そうなれば中国が不利になる」と伝えた。

スポーツ報知によると、日本代表の森保一監督は7日、湘南―広島戦後に取材に応じ、6月のW杯最終予選2試合(オーストラリア戦、インドネシア戦)に向けて「休ませる選手は休ませて、見てみたい選手は招集したい」とメンバーの入れ替えについて言及。

かかとの故障で直近のリーグ戦でベンチ外だった三笘や左足首を負傷している伊東ら複数の中心選手が外れる可能性が高くなった。

直播吧は、この報道を紹介した上で、「そうなれば中国が不利になる。なぜなら、W杯本大会出場を決めた日本が本大会の組み合わせポットを見据えて6月の2試合に全力で臨み、中国のライバルチームが勝ち点を獲得する可能性を減らしてくれることを期待していたからだ」と伝えた。

W杯最終予選のグループCは、第8節を終え、日本が勝ち点20で2試合を残して首位が確定。オーストラリアが同13で2位、サウジアラビアが同10で3位、インドネシアが同9で4位に付け、同6のバーレーンと中国は得失点差によりバーレーンが5位、中国が6位。

中国はW杯本大会自動出場となるグループ2位以内の可能性が消滅し、6月の2試合(インドネシア戦、バーレーン戦)で3~4位でのアジアプレーオフ進出を目指している。

直播吧の記事について、中国のサッカーファンからは「他力本願はやめよう。2連勝して天命を待つのみ」「希望とは名ばかり」「アジアプレーオフに進出できると本気で考えている人なんてほとんどいないでしょ」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/柳川)

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